スマートホームで実現するホームセキュリティは?リンクジャパンのサービス・事例も紹介

ホームセキュリティ GUIDE

暮らしの中に利便性と快適性をあたえてくれるスマートホームは、従来とは異なる新しい形のライフスタイルを実現する住環境として注目を浴びています。

不動産業界でも、スマートホームのショールーム公開や、スマートホーム化した賃貸物件の提供といったニュースを見かけるようになってきました。

また、2022年10月に標準規格Matter(マター)がリリースされたことで、スマートホームの普及はより加速化すると予想されています。

そんなスマートホームにはさまざまな特徴メリットがあり、なかでもホームセキュリティの実現は、生活環境や働く環境に密着したメリットの一つといえるでしょう。

そこで本記事では、スマートホームで実現可能なホームセキュリティについて解説します。

当社リンクジャパンのスマートホームサービス「eLife」も紹介するので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

スマートホームはホームセキュリティを向上させる

スマートホームにはさまざまなメリットがあり、そのうちの一つがホームセキュリティの向上です。

スマートロック・スマートセンサー・スマートカメラ、といったスマートホーム製品を活用することで、従来の物件よりも安心・安全な住環境を実現できます。

たとえば、ドアはオートロックで施錠されるため、鍵の閉め忘れを防止できます。

不在中に不審者がドアや窓を開けようとしても、センサーが検知してスマートフォンに異常を通知する、といったことも可能です。

また、自宅で留守番中のペットやお子さん、あるいは要介護者の様子を、スマートカメラを通して見守ることもできます。

住環境の利便性や快適さの向上は、ライフスタイルのアップデートに役立ちますが、それも安心・安全であればこそ。

スマートホームのホームセキュリティは、物件の付加価値を高める要素の中でも、とりわけ重要なポイントといえるでしょう。

スマートホーム物件のホームセキュリティ

スマートホーム普及の課題

ホームセキュリティがそなわり、暮らしに利便性や快適性を提供してくれるスマートホームは、物件をより魅力的な環境にアップデートしてくれます。

近年さまざまなスマートホーム製品が、一般家庭でも使用されるケースが多くなってきました。

しかし、日本のスマートホーム化はあまり進展していないのが現状です。

たとえば、総務省が2021年の「情報通信白書」によれば、スマートホーム製品の世帯保有率は7.5%に留まっています。

スマートフォンが70%を超えるのと比べると、とても普及している状況とはいえません。

なぜ日本で普及率が伸び悩んでいるのでしょうか?

その理由には、以下の3つが考えられます。

  1. 日本は土地・物件が狭いため、スマート化するメリットを感じにくい
  2. 海外に比べて安全な地域が多く、防犯の意識が薄い
  3. スマートホーム製品の規格がメーカーによってさまざまで、簡単にスマートホーム化できない

スマートホーム先進国といわれるアメリカと大きく違うのが、土地の広さと防犯に対する意識で、この違いは日本での普及を踏みとどまらせる要因になっていそうです。

また、日本に限らず普及を阻害する原因となっていたのが、スマートホーム製品の規格が統一されていなかったことです。

規格が不ぞろいなために、スマートホーム製品同士をシンプルに連携させられず、連携させるとしても製品知識に熟知していないと実現できない難しさがありました。

スマートホーム製品の規格統一は、近年もっとも重要視されていた解決すべき課題の一つなのです。

Matterがもたらすスマートホーム化の波

規格が不統一だった問題を解決するために生まれたのがMatterです。

Matterは、Google・Apple・Amazonといった500を超えるグローバル企業が参加しているCSA(Connectivity Standards Alliance)によってまとめられました。

メーカーの垣根を超えて相互に連携できることを目的とした、スマートホーム製品としては初の標準規格です。

Matterがリリースされたことで、メーカーや消費者がスマートホーム製品同士の連携で悩む必要はなくなりつつあります。

さまざまなメーカーがMatter対応製品の開発を発表しているので、Matterがスマートホーム普及の担い手となることは容易に予想できます。

ホームセキュリティをスマートホーム物件のおすすめポイントに

標準規格Matterの登場を境に、スマートホームの普及は拡大していく

今後のバージョンアップ次第ではありますが、標準規格Matterの登場を境に、スマートホームの普及は拡大していく可能性があります。

日本でも、政府主導でデジタル社会への移行が進められていることをふまえれば、スマートホーム物件が当たり前な時代はすぐそこまできているのかもしれません。

土地の狭さや治安の良さがスマートホーム普及の足かせとなっていたとしても、スマートホームが標準のマンションやアパートが増えれば、従来の物件は魅力を感じられず取り残されていくでしょう。

物件のスマートホーム化でお悩みの場合、まずはホームセキュリティを切り口に検討してみはいかがでしょうか。

スマートホームのホームセキュリティは、防犯や家族の見守りを実現し、安心・安全な住環境を提供できます。

スマートホームで実現するホームセキュリティ

ここからは、スマートホームで実現できるホームセキュリティについて、スマートホーム製品別に紹介します。

スマートロックで安心・安全な施錠を実現

スマートロックは、電子ロック式の鍵で、スマートフォンなどのデバイスを使用して施錠・解錠を行えます。

施錠はオートロックで、製品によって以下のようにさまざまな解錠方法があります。

  1. スマートフォンを持ってドアに近づく
  2. 音声で認識
  3. 専用のカードをかざす
  4. テンキーで暗証番号を入力
  5. スマートフォンでリモート操作(施錠管理)

従来のように、鍵を取り出し鍵穴に差し込むといった一連の動作は必要なく、スムーズに解錠できます。

鍵交換や鍵用に穴を開ける必要もなく、合鍵も必要ありません。

また、鍵の操作を通知する機能を持つタイプもあり、家族が帰宅した場合の通知や異常操作の検知も可能です。

スマートカメラで防犯強化と家族の見守りを

スマートカメラ(ネットワークカメラ)は、ネットワークを通じてスマートフォンやPCで、設置した場所の様子をリアルタイムに確認できます。

ペットや家族の見守りにくわえ、不審者発見といった防犯にも役立ちます。

たとえばリンクジャパン製品eCamera2の場合、以下の機能があります。

  1. カメラのレンズを上下左右自在に回転可能
  2. 不審な動きをAI学習し、高精度に識別かつ異常を通知
  3. 音声センサーで赤ちゃんやペットの泣き声をキャッチして通知
  4. カメラとスマートフォンで双方向通話が可能

また、カメラを複数設置しても、HomeLinkアプリ上で同時に確認できます。

スマートセンサーで不審な動きも察知

スマートセンサーは、音・光・温度あるいは圧力などを感知して情報を収集し、収集した情報はネットワークを介してスマートフォンなどに通知できます。

CO2センサーや温湿度センサーなどさまざまな用途のものがありますが、ホームセキュリティの観点であれば、リンクジャパン製品開閉センサーや、人感センサーが該当します。

窓やドアの開閉状況を検知したり、人の出入りを記録したりできるので、家族の状況確認や不審人物の侵入察知に役立ちます。

リンクジャパンがお手伝いできる賃貸物件のスマートホーム化

リンクジャパンは、物件をスマートホーム化するためのさまざまなサービスを提供している

当社リンクジャパンは、物件をスマートホーム化するためのさまざまなサービスを提供しています。

ここではその一例を紹介するので、物件のスマートホーム化を前向きに検討するきっかけとしてご活用ください。

eLifeで入居率・成約率をアップ

不動産DXはリンクジャパンのeLifeで

eLifeは、これまでスマートホーム化の壁となっていた課題を解決し、本格的なスマートホームを実現するプラットフォームサービスです。

リンクジャパン製品にかぎらず、他社製品もシームレスに連携し、住宅のすべてをコントロール可能にします。

eLifeなら、後付け可能なスマートリモコンや人感・開閉センサーによって、ホームセキュリティをそなえた賃貸物件に早変わり。

一室数万円の投資で入居率アップを期待できる魅力的な物件に仕上がります。

また、分譲マンションや戸建てでも、eLifeのフルセットは数十万円で導入可能です。

物件に付加価値をあたえるだけでなく、セールスポイントも増えるため、成約率アップを期待できます。

今までにないスマートホームサービスを提供するeLifeで、物件をアップデートしてみませんか?

担当者の同行を必要としないスマートセルフ内覧

従来の物件の内覧は、不動産担当者も同行するのが当たり前でした。

しかしこれからの時代、内覧もスマートになります。

それが、不動産担当者が同行しないスマートセルフ内覧システムです。

スマートセルフ内覧システムを実現するために欠かせないのが、スマートロック

スマートロックであれば、内覧で鍵は不要です。

また、リモートで施錠・解錠が可能なので、不動産担当者や大家さんが同行する必要もありません。

そのほか、リンクジャパンのスマートセルフ内覧システムなら、以下のことが可能です。

  1. 内覧の予約
  2. 予約の受付・管理、鍵の発行
  3. 内覧時間の30分前にエアコンを自動でON
  4. 内覧終了時にエアコンを自動でOFFおよび自動施錠
  5. 内覧希望者が、自分のスマートフォンでスマートホーム体験が可能

近年不動産業界で課題となっている人手不足の解消や、業務時間の短縮に、スマートセルフ内覧システムをぜひご活用ください。

QRコードでIoT家電の設定もスマートに

スマートホーム製品などのIoT家電によくある課題のひとつが、設定の難しさです。

IoT家電をわざわざ導入しても設定が難しくて十分に活用できなかったり、IoT家電メーカー側も設定に関するサポートに追われたり、利用者・メーカーいずれにとってもストレスになりやすい状況がありました。

しかし、eLifeで提供するスマートホームであれば「QR-LINK」でスマートな設定を実現します。

「QR-LINK」は、QRコードをスマートフォンでスキャンすると事前に設定されたスマートホーム製品の操作画面が表示され、そのまま利用を始められる技術です。

つまり、新しい入居者がやってきても、その部屋専用のQRコードをスマートフォンでスキャンするだけで、物件にそなえられたスマートホーム製品を操作できます。

入居者が入れ替わるときも、次の入居者がQRコードを読み込めば、前の利用者情報が自動消去される仕組みになっているため安心です。

スマート照明で特別な空間を演出

スマート照明は特別な空間を演出できる

スマート照明には、明るさ・色・タイマー機能の調整といった機能が搭載されているので、ニーズや気分に合わせて特別な空間を演出できます。

たとえば、夜は薄暗い照明で暖かく居心地のいい雰囲気を作り出し、朝は明るめの照明で明るくエネルギッシュな雰囲気を作り出す、といったことが可能です。

内覧者が訪れたときに、このような照明効果を見せられれば、より魅力的な物件として印象に残るのではないでしょうか。

照明へのこだわりはコスト面から敬遠されがちでしたが、節電効果のあるスマート照明であれば物件に付加価値をあたえるライティングを、従来よりも手軽に実現可能です。

スマート照明を駆使して他の物件とは異なるような空間を演出できれば、ブランドイメージのアップにもつながるでしょう。

リンクジャパンが手掛けたスマートホーム物件の事例

当社リンクジャパンeLifeで実際にスマートホーム化した一例が、東京都内の賃貸マンション「Brillia ist 上野」です。

スマートロックはもちろん、スマートリモコン、ドアセンサーなどさまざまなスマートホーム製品を導入しています。

QRコードをスキャンすれば簡単に設定できるので、入居者が初期設定で苦しむことはありません。

また、入居者が持ち込んだスマートホーム製品もHomeLinkアプリで連携可能。

従来では味わえなかったより豊かなライフスタイルを、入居者に体験していただけるでしょう。

スマートホーム化でホームセキュリティを高め、賃貸物件に付加価値を

本記事では、スマートホーム普及の課題を交えながら、スマートホームのホームセキュリティについて解説しました。

スマートホームにはさまざまなメリットがありますが、ホームセキュリティはその中でも必要性を訴えかけやすいものです。

当社リンクジャパンのeLifeをご利用いただければ、スマートロックやドアセンサー等を駆使したホームセキュリティの高い物件にアップグレード可能であり、入居率や成約率のアップにもつながります。

スマートホーム化でお悩みの場合、ぜひ当社リンクジャパンにお問い合わせください。

お客さまのニーズに合わせたスマートホーム導入方法を提案いたします。