自宅の古い家電は、最新のスマート家電と比べると機能が少なく、操作も手間がかかります。
しかし長年使っていると愛着がわき、故障して使えなくなるまで使い込む人も多いのではないでしょうか。
そんな古い家電でも、スマートリモコンを活用すれば、もっと便利で賢い家電に生まれ変わります。
そこで本記事では、古い家電にスマートリモコンが必要な理由とその仕組みを解説しています。
個人向け・法人(不動産管理会社、デベロッパー)向けを問わず、具体的な活用例やスマートリモコンを選ぶ際の注意点にも触れているので、ぜひ参考にしてみてください。
まずは古い家電の特徴を知ろう
最新の家電、いわゆるスマート家電はインターネットに接続でき、リモート操作や自動操作が可能です。
AI(人工知能)を搭載し、利用者の生活パターンを学習して操作を最適化する機能もあるなど、名前のとおり「賢い家電」です。
一方で古い家電はインターネットに接続できず、遠隔操作にすら対応していないことがあります。
リモコンが付属している家電であれば赤外線通信で遠隔操作できますが、リモコンが付属していない家電もあり、その場合は家電のボタンやツマミで直接操作します。
古い家電をスマート化するスマートリモコンとは
古い家電は最新のスマート家電に比べると、「便利さ」「賢さ」の面でどうしても劣ります。
しかしスマートリモコンを導入すると、古い家電でもスマート家電のような便利さや賢さを備えた家電にアップデート可能です。
ただし、スマートリモコンに対応しているのは、赤外線通信で遠隔操作できる家電に限る点に注意してください。
以降では、スマートリモコンが必要な理由やその仕組みにくわえ、導入するメリットを解説します。
スマートリモコンはなぜ必要?どんな仕組み?
スマートリモコンは、スマホなどのコントローラーと家電の間に入り、ハブ(中継器)の役割を果たすスマートデバイスです。
コントローラーとはインターネット(Wi-Fi)、家電とは赤外線信号で通信を行います。
そのため、インターネット経由でスマホから受け取った指示を赤外線信号で家電に伝える、という仕組みで動作します。
この仕組みにより、古い家電でも赤外線通信に対応していれば遠隔操作でき、利用者はどこからでも家電を遠隔操作できるようになるというわけです。
次でくわしく解説しますが、スマートリモコン導入のメリットは、家電の遠隔操作だけに留まりません。
複数の家電のリモコンをスマホなどのコントローラーに集約できるなど、導入するとさまざまな恩恵を受けられます。
スマートリモコンを使うメリットは?
スマートリモコンを使うおもなメリットは以下のとおりです。
スマートリモコンを導入すれば、HomeLinkのような統合アプリひとつで、複数の家電をまとめて操作できます。
スマートスピーカーと連携すれば「電気をつけて」と話しかけるだけで操作できるほか、多種多様なスマートデバイスと連動した操作を設定できます。
つまり、自宅のスマートホーム化を手軽に進められることが、スマートリモコン最大のメリットと言えるでしょう。
古い家電でも大丈夫!スマートリモコンの活用例
ここからは、スマートリモコンの具体的な活用例を見ていきましょう。
一元管理で増えすぎたリモコンの悩みを解消
スマートリモコンの代表的な活用例は、リモコンの集約化です。
赤外線が届く範囲にある家電であれば、スマートリモコンひとつで集約化できます。
リビングのテレビや寝室のエアコン、あるいはキッチンの照明など、複数の部屋にある家電を集約する場合もそれぞれの部屋にスマートリモコンを設置すれば大丈夫。
複数のスマートリモコンは、HomeLinkのような統合アプリで一元管理できます。
リモコンが増えすぎて、どれがどの家電のものかわからなくなる、という悩みからも解放されますよ!
さらに、電池を交換する手間もなくなるうえ、リモコンを紛失する心配もありません。
家の中がすっきりと整理され、よりシンプルな住宅環境を実現できます。
外出先から自宅の照明をスマホでコントロール
スマートリモコンは、コントローラーとなるスマホとインターネット通信で接続できるので、家の外からでも家電を遠隔操作できます。
たとえば夜遅くに帰宅する日は、外出先から照明を灯しておきましょう。
少し気落ちしている日でも、明かりが点いている自宅に帰宅すれば、ほんのちょっとでも気持ちが和らぐかもしれません。
また、暗くなる時間帯や長期の旅行中に外出先から照明を点ければ、空き巣対策などの防犯効果も期待できます。
スマートスピーカーと連携して声で家電を遠隔操作
スマホで古い家電を操作できるのも便利ですが、スマートスピーカーと連携すれば、声だけで家電を遠隔操作できます。
たとえば「電気をつけて」と話しかけるだけで照明をONにしたり、「エアコンを28度に設定して」と声の指示だけで快適な室温に調整できたりします。
手を使わず、家の中のさまざまな家電を簡単にコントロールできる便利さを、ぜひ一度味わってみてください。
ただし、スマートスピーカーで操作できることは、専用アプリで操作する場合よりも限られていることがある点に注意しましょう。
スマートスピーカーの詳細は以下の記事でも解説しているので、あわせて読んでみてください。
複数の家電との連携やシーン別設定で日常をもっと快適に
スマートリモコンを導入すれば、ほかの家電(スマート化された家電を含む)と連携した設定や特定のシーンに応じて自動で動作する設定が可能なので、自宅をより暮らしやすい生活空間にアップデートできます。
以下はその具体例です。
また、スマートリモコンによっては温湿度センサーや人感センサーが備わっていたり、専用アプリにGPSを利用した機能がついていることもあります。
その場合、温湿度に応じた家電の自動操作や、自宅に人がいるかどうかで家電のON・OFFを切り替えられます。
スマートリモコンでは遠隔操作できない家電はどうする?
赤外線通信に対応せず、ボタンやツマミで操作するタイプの家電はスマートリモコンで操作できません。
これらの家電には、スマートプラグやスマートスイッチが有効です。
スマートプラグは家電のコンセントを差し込むタイプで、スマートスイッチは壁のスイッチを置き換えるタイプや、スイッチのそばに設置するボタンタイプなどがあります。
いずれも、スマホやスマートスピーカーによる家電の遠隔操作を実現できるので、スマートリモコンとあわせて導入するのがおすすめです。
スマートプラグの詳細は、以下の記事でもくわしく解説しているので、あわせて読んでみてください。
スマートリモコンを選ぶ際のポイント
最後に、スマートリモコンを選ぶ際のポイントを5つ紹介します。
赤外線の範囲やBluetoothリモコンの対応
スマートリモコンは赤外線通信で家電を操作しますが、赤外線の有効範囲は製品によって異なるので注意しましょう。
10m前後の製品が多いですが、30mの距離まで対応している製品もあります。
ただし、赤外線は遮蔽物に弱いので、距離が長いからといってどこでも届くわけではない点に注意してください。
また、Bluetoothリモコンに対応しているスマートリモコンもあるので、Bluetooth対応家電を利用している場合は検討項目として含めておきましょう。
アプリの使い勝手の良さ
スマートリモコンのアプリは、HomeLinkのようなスマートホーム統合アプリとして提供されているのが一般的です。
どのメーカーのアプリも、使い勝手のいいデザインや操作性が重視されていますが、以下の点を重点的に確認しておくといいでしょう。
- 直感的に操作方法がわかる
- 家電ごとの設定や特定シーンでの連動設定などを簡単に行える
- 連携できる家電やデバイスが豊富
- アプリや家電を操作する際の反応速度が速い
- サポート体制が充実している
リンクジャパンのHomeLinkは使いやすく、家電への指示の反応速度も良いと好評です!
アレクサなどスマートスピーカーの対応状況
前述のとおり、スマートリモコンとスマートスピーカーを連携すると、声で家電を操作できるので便利です。
したがって、どのスマートスピーカーと対応しているのかも重要なポイントになります。
スマートスピーカーはAmazon・Google・Appleの製品が人気で、それぞれアレクサ・Googleアシスタント・Siriといった、スマホでもおなじみのAIアシスタントを搭載しています。
なかでもAmazonのEchoシリーズとGoogleのGoogle Nestシリーズは、手ごろな価格で販売されているので需要も高いです。
この3大メーカーであれば、対応していることが多いです。
ただし、SONYやBOSEなど、ほかのメーカーのスマートスピーカーを利用しているご家庭もあるでしょう。
その場合は、対応状況を事前にしっかり確認しておきましょう。
eRemote5・eRemote ACなどのリンクジャパン製品は、統合アプリHomeLinkがAmazon・Google・Appleのスマートスピーカーに対応しているので安心です。
スマートスピーカーの詳細は、以下の記事でもくわしく解説しているので、参考にしてみてください。
対応家電やスマートデバイスとの連携性
対応家電の豊富さや、ほかのスマートデバイスとの連携性は、スマートリモコンの利便性を大きく左右します。
購入前には、特定のメーカーや家電に制限がないか、利用する統合アプリで幅広いデバイスとの連携が可能かどうかを確認するのがおすすめです。
スマートリモコンを起点に、さまざまなスマートデバイスと連携できるスマートホームを実現できれば、自宅をより住み心地の良い空間にアップデートできるでしょう。
物件のスマート化なら省エネ重視で高品質な製品を(法人向け)
ここからは法人向けのポイントを説明します
賃貸や分譲などの物件の場合、省エネ重視で節電しやすいスマートホームは、入居希望者へのアピールポイントのひとつとなりやすいでしょう。
特に家電のなかでも、消費電力の多いエアコンの電気代は、どのご家庭でも悩みの種だったりするものです。
このエアコンの電気代・消費電力を見える化できるのが、リンクジャパンのeRemote ACです。
eRemote ACは、エアコンのコンセントに直挿しで設置するタイプ。
エアコンの電源は天井に近い高い位置にあるのが一般的なので、赤外線がインテリアなどにさえぎられることなく、さまざまな家電をコントロールできます。
スマートロックと連携すれば、無人内覧システムも実現できる優れものです。
縦横69mmのコンパクトなデザインで、設置も簡単。
当社では物件のスマート化を一元的に支援するサービスeLifeを提供しています。
物件のスマート化を検討中の法人の方は、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ|スマートリモコンで古い家電を賢く便利に!
本記事では、古い家電の遠隔操作について、以下の観点で解説しました。
古い家電を遠隔操作するには、スマートリモコンがおすすめです。
スマートリモコンは赤外線通信に対応した家電を、スマホや声で遠隔操作できます。
また、スマートリモコンを導入すれば、住宅のスマートホーム化を手軽に進められます。
より快適で暮らしやすい空間にアップデートできるスマートホーム化を、スマートリモコンから始めてみましょう。
リンクジャパンでは、スマートホーム統合アプリHomeLinkを中心に、さまざまなスマートデバイスや法人向けサービスを提供しています。
スマートリモコンを個人が自宅に設置するならeRemote5。
法人向けはスマートホームサービスeLifeにより、eRemote ACなど複数のスマートデバイスを導入して物件の付加価値を向上できます。
ぜひご検討ください!