スマートプラグを使うと便利なシーンは?押さえておきたい注意点も解説

スマートプラグを使うと便利なシーンは?押さえておきたい注意点も解説 GUIDE

スマートプラグは日常生活を便利にし、節電にも貢献できる「賢いデバイス」です。

住宅のスマートホーム化の第一歩としても取り入れやすい一方、さまざまな商品があることから、どれを選べばいいか迷ってしまう人もいるでしょう。

また、使用上の注意点を理解していないと、火災を発生させる可能性があることはご存じでしょうか?

そこで本記事では、スマートプラグの使い方選び方にくわえ、使用時の注意点を解説します。
これからスマートプラグを導入しようとしている人は、ぜひ参考にしてみてください。

スマートプラグとは

スマートプラグは従来のコンセントをスマート化するデバイスで、家電製品をインターネットに接続し、スマートフォンやタブレットから遠隔操作できるようにします。

スマートプラグのおもな特徴として、以下の3点が挙げられます。

  • 遠隔操作と自動化
    スマートプラグを使えば、家に居なくてもスマートフォンを通じて家電の電源をオン・オフ可能。スマートスピーカーと連動すれば声による操作もできる。また、タイマー機能により、特定の時間に自動で家電を操作することも可能。
  • 省エネと節電
    不要な電力消費を避けるために、外出時などに家電の電源を遠隔でオフにできる。一部のスマートプラグでは消費電力のモニタリングが可能で、電気使用量も把握できる。
  • 生活の利便性向上
    日常生活において、たとえば朝や夜間の照明など、ルーティンの自動化により快適さが増す。

全ての家電製品がスマートプラグと互換性を持つわけではありませんが、スマートプラグは日常生活をより便利で快適なものにアップデートします。

スマートプラグの便利な使い方

スマートプラグの具体的な使い方を知ることで、その必要性や「あったらいいな」の気持ちが高まりますよね。

ここでは、そんな「あったらいいな」を感じさせるスマートプラグを活用した便利なシーンを6つ紹介します。

朝の支度をスムーズに:コーヒーメーカーや照明を自動でオン

スマートプラグで朝の目覚めもスマートにスマートプラグを活用すれば、朝の忙しい時間も便利で快適なシーンに早変わりです。

たとえば、コーヒーメーカーを起床時間に合わせて自動でオンになるように設定すれば、目覚めと同時にできたてのコーヒーを楽しめるでしょう。

また、照明の自動点灯をうまく使えば、日の短い冬の暗い朝でも明るい気持ちで1日の始まりを迎えられます。

外出しても安心:家電のリモートコントロール

外出中でも自宅の家電製品をリモートで操作できれば、利便性にくわえて安心感が増します

家を出たあとで照明やサーキュレーターの電源を切り忘れたか不安になった経験は、誰しもあるのではないでしょうか。

電気の無駄遣いが気になって仕事や買い物に集中できず、「大丈夫かな?早く帰って確認しないと!」などの焦りや不安でいっぱいになる人もいるでしょう。

そんなときでも、照明やサーキュレーターをスマートプラグに接続していれば、スマホのアプリからリモートで電源をオフにできるので慌てたり焦ったりする必要はありません。

室内をより快適な空間に:室温の効率的な制御と節電効果

スマートプラグを活用すれば、室内を効率よく快適な温度に保てるうえ、節電効果にも役立ちます

たとえば、スマートリモコンによるエアコンの自動制御だけではなく、スマートプラグを使ってサーキュレーターを操作することで、冷房効果を高めることが可能です。

さらに、加湿器をスマートプラグで制御すれば、エアコンの暖房温度を上げることなく快適な体感温度を実現できます。

サーキュレーターや加湿器による冷房・暖房の効率アップは、エアコンの電気代節約にもつながるのでおすすめです。

このような活用方法は、夏の猛暑の日や寒さの厳しい冬など、極端な気温の日に特に重宝するでしょう。

帰宅前のリモート操作や帰宅時間を見越したタイマー設定で、電気代を節約しながら帰宅と同時にリラックスできる快適な環境を作り出せるのです。

スマートプラグを活用して穏やかな時間を

夜間も安心:自動照明でホームセキュリティを向上

スマートプラグを照明器具に接続すれば、設定した時間に自動で点灯させられるので、夜間や長期の外出時に家のセキュリティを向上可能です。

たとえば、夜間でも常に人が居住しているかのような印象を外部に与えることができ、空き巣などの防犯対策に効果があります。

ただし、決まり切った時間にいつも同じ照明が点灯していては、逆に怪しまれるかもしれません。

そのようなケースも考慮すると、ランダムなタイミングで照明を点灯させ、より自然な在宅感を演出するのが良いでしょう。

休日のリラックスタイム:エンタメ機器の賢い操作で快適に

スマートプラグでリラクゼーション効果を高め空間の演出を休日は、スマートプラグを活用してリラクゼーションやパーティーの雰囲気を自動的に演出するのもいいでしょう。

たとえば、スマートスピーカーにくわえ、スマートプラグに接続された穏やかな照明を自動でオンになるように設定します。

すると、部屋はソフトな光に包まれながら心地よい音楽が流れ、リラックスした時間を過ごすのに最適な環境に様変わりするのです。

クリスマスやハロウィンなどの特別な日には、時間に合わせてカラフルな照明と音楽が自動でスタートするのも良いですよね。

手間をかけずにパーティの雰囲気を盛り上げる役目を、スマートプラグが果たしてくれます。

クリスマスツリーのイルミネーションに活用できる、面白いアイディアもひとつ紹介しておきましょう。

当社リンクジャパンの社員のなかには、クリスマスツリーの消灯時間をお子さんの就寝時間に合わせ、「ツリーの明かりが消えたから寝る時間だよ」と就寝を促すようにしているようです。

エンタメとしての効果を高めるだけでなく、日常生活に応用したスマートプラグの賢い活用方法として参考にしてみてください。

節約と環境に優しい:消費電力の可視化で賢く節電

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消費電力をモニタリングできる機能がついているスマートプラグもあります。

日々どれくらい電力を消費しているのか、どの家電がどれくらい消費しているのかを把握できれば、より効果的な節電対策を実現可能です。

使用頻度が少ない家電は必要時だけ電源を入れるようにするなど、節電対策として具体的にどう動けばいいかが明確になります。

また、節電は電気代の削減だけでなく、環境保護にも貢献します。

無駄なエネルギー消費を減らせれば、CO2排出量の削減にもつながり、地球温暖化対策にも一役買うことになるのです。

スマートプラグ選びで失敗しないためのポイント

スマートプラグを活用するシーンをイメージできたとしても、どの製品を選べばいいかで悩んでしまうかもしれません。

ここでは、スマートプラグを選ぶ際に押さえておきたいポイントを3つ紹介します。

自宅の照明や家電は対応している?

スマートプラグを選ぶ際に最も重要なことは、自宅の家電がスマートプラグと互換性があるかどうかを確認することです。

そもそも、オン・オフや多様な機能をリモコンで操作するタイプの家電をスマートプラグに接続しても効果を得られません。

また、PCや外付けのハードディスクは電源が突然落ちてしまうとデータが破損する可能性があるので、バッテリー付属のデバイス以外をスマートプラグに接続するのはやめましょう。

スマートプラグに向いているのは、リモコンで操作できず、電源をコンセントに挿してスイッチでオン・オフを制御するタイプの家電ということになります。

消費電力を可視化できるスマートプラグであれば、リモコンで操作するタイプの家電でも日々の消費電力をモニタリングできるため節電対策には役立ちます。

ただし、後述の注意点でくわしく説明しますが、スマートプラグの利用を前提としていない家電もある点に留意してください。

タイマー、エネルギー監視、必要な機能はどれ?

必要な機能はどれかを見極めることが重要

スマートプラグにはさまざまな機能がありますが、自分のライフスタイルに合った機能を選ぶことが大切です。

たとえば、タイマー機能は家電を自動でオン・オフするのに便利ですし、消費電力のモニタリング機能は電気使用量を把握し節電に役立ちます。

リモートコントロール機能は外出先から家電を操作するのに便利でしょう。

どれも「便利」なことは確かですが、自分にとって必要な機能かどうかを見極めて選ぶことが重要です。

スマートプラグを選ぶ際は機能の豊富さよりも、実際に活用する機能があるかどうかを重視しましょう。

アプリの操作は直感的?iPhoneでも操作できる?

スマートプラグを操作するためのアプリの使い勝手も重要な選択基準です。

直感的な操作が可能か、また、使用しているiPhoneなどのスマートフォンで快適に操作できるかを確認しましょう。

アプリが使いにくいと、スマートプラグの便利さを十分に活かすことができないでしょう。

事前にアプリのレビューや評価をチェックするのもひとつの方法です。

スマートプラグ使用時に知っておきたい注意点

スマートプラグを使用するにあたって注意すべきポイントがいくつかあります。

以下は、代表的な家電とスマートプラグの利用可否を表にまとめたものです。

家電 スマートプラグの
利用可否
補足
間接照明
サーキュレーター
テレビ テレビのようにリモコンで操作するタイプの家電は、電力の可視化以外での効果は得られない
エアコン × リモコンで操作するうえ、消費電力が多く、安全性を担保できない
電気コタツ × 電気用品安全法により、人の目を離れて利用した場合に火災リスクがある家電のため
電気ストーブ ×
アイロン ×
加湿器
ウォシュレット
コーヒーメーカー 利用には空焚き防止器機能付きが前提
湯沸かしポット
エアレーション(水槽)

表1.代表的な家電とスマートプラグの利用可否

スマートプラグなどのスマートデバイスと家電を連携する場合、人の目が届かない範囲での利用に火災などの危険性がある家電は、電気用品安全法により遠隔操作を禁じられています

また、エアコンはリモコン操作の時点で利用対象外ですが、消費電力が多く安全性を担保できないことからスマートプラグでの使用は推奨されていない点に注意しましょう。

これらを踏まえたうえで、以降では、実際にスマートプラグを使用する際に押さえておきたい注意点を4つ解説します。

電力容量を超えないこと

スマートプラグを使用する際には、その電力容量を超えないように注意が必要です。

各スマートプラグには最大耐久電力が設定されており、この限界を超えると過熱や故障の原因となる可能性があります。

電力消費の多い家電製品の場合は接続前に、スマートプラグの仕様やマニュアルを必ず確認し、安全に利用できるかどうかを確かめてください。

必要な電力が少なく、アース線が必要のない家電の使用に限定するのが安全です。

マニュアルなどを参照しても使用できるか判断がつかない場合は、メーカーに直接問い合わせることをおすすめします。

設置場所は熱や湿気に注意

スマートプラグの設置場所を選ぶ際には、熱や湿気を避けることも重要です。

高温や湿った環境はスマートプラグの性能低下や、故障のリスクを高める原因になりえます。

通気性の良い場所を選び、直射日光や水回りからは遠ざけて設置するのがいいでしょう。

タコ足配線や火災リスクのある家電での使用は厳禁

過度なタコ足配線や電気で熱を発生させる家電をスマートプラグに接続する際には注意が必要です。

たとえば、電気コタツ・電気ストーブ・アイロンなどをリモートでオンにする行為は火災発生リスクがあるうえ、電気用品安全法に違反する可能性があります。

便利さに気を取られすぎず、安全面にも配慮した使用方法を心がけましょう

参考:経済産業省|電気用品安全法
参考:経済産業省|電気用品、ガス用品等製品のIoT化等による安全確保の在り方に関するガイドラインについて

安全性を保つためにも定期的なメンテナンスを

安全性の観点では、定期的なメンテナンスも重要になってきます。

特にほこりがたまりやすい環境では、定期的に清掃しないと性能が低下するばかりか、火災につながる恐れもあります。

また、機能チェックを行って異常がないかを定期的に確認したり、最新のソフトウェアへのアップデートも製品の安全性と機能性を向上させるために不可欠です。

ePlug3なら消費電力丸見えで節電対策にも効果あり!

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当社リンクジャパンePlug3は、スマートプラグの中でも節電対策に優れた製品で、家庭内の電気使用状況をスマホで簡単に確認可能です。

どの家電がどれだけ電力を消費しているかが明確になるので、節電対策の具体的なアクションを起こしやすいのがメリットです。

たとえば、照明・サーキュレーター・加湿器など、日常的に使用する家電のなかから、使用していないのに電力を無駄に消費しているものを見つけ出せるでしょう。

また、ePlug3は節電にくわえて地球環境への配慮にも役立ちます

簡単に設置でき、日々の生活にすぐに取り入れられるePlug3は、節電と環境保護の両方を実現するための強力なツールともいえるでしょう。

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まとめ:節電効果のあるスマートプラグでスマートホームを手軽に始めよう

本記事では、スマートプラグを以下の観点で解説してきました。

便利でスマートな日常生活をもたらすスマートプラグは、さまざまな機能を持ちますが、なかでも注目したいのは消費電力の見える化です。

どの家電がどれくらい消費しているのかわかれば、具体的で効果的な節電対策を行えます。

また、節電対策はCO2削減にもつながり、環境を配慮した持続的社会の実現にも貢献できるでしょう。

当社リンクジャパンePlug3であれば、家庭の消費電力をスマホで簡単に確認できます。

さらに、HomeLinkアプリでつながる多様なスマートデバイスと連携すれば、住宅をよりスマートにアップデートすることも可能です。

スマートプラグから住宅のスマートホーム化への第一歩を進めてみましょう。