スマートホームとは?特徴・できること・導入前に必要なものをくわしく解説

スマートホームとは?導入事例を交えて徹底解説! GUIDE

近年さまざまなIoT製品が一般家庭でも普及し始め、家のスマートホーム化を検討したり、実際に導入したりするご家庭も増えて増えてきました。

IoTとは「Internet of Thinsgs」の略で、直訳すればモノのインターネット。

つまり、簡単にいえばインターネットに接続できる家電や製品のことですね。

ITや通信分野の調査・分析を得意とするIDC Japanによれば、今後IoT製品の普及はより活発になり、2023年以降スマートホーム分野の個人消費が高まると予測しています。(IDC Japan参考記事

10年先の未来では、もはや住宅のスマートホーム化はごく当たり前な世界になっているかもしれません。

とはいえ、スマートホームが具体的にどういうもので、なにができるのか、しっかりイメージできていない人もいることでしょう。

そこで本記事では、スマートホームの定義や、スマートホームにできることをくわしく解説し、当社リンクジャパンで提供するスマートホームサービスについても紹介します。

スマートホームとは?

まずは、スマートホームがどういうものか、また似ている言葉「スマートハウス」との違いについて見ていきましょう。

スマートホームの「スマート」って何?

スマートホームとは、IoTに対応した住宅設備・家電などが、さまざまなサービスと連携し、そこに暮らす人々や関係者に利便性をあたえる住宅です。

近年はAI(人工知能)の発達も手伝って、室温や電力消費などの変化に合わせ、設備や家電を柔軟に制御できます。

スマートホームの「スマート」とは、もともと「賢い」あるいは「機敏な」という意味の英語です。

最新のIT技術が組み込まれた住宅設備や家電は、条件に応じて「機敏に動作する賢い機器」であり、それらの設備や家電を備えた家は「賢い家」というわけですね。

スマートホームとは?

スマートハウスとの違い

スマートホームと似た言葉に「スマートハウス」があります。

スマートハウスは、インターネットがまだ普及していないころ、IT技術を駆使した省エネ住宅に対して使われるようになった言葉です。

スマートホームとスマートハウスは、それぞれが目指す目的に大きな違いはありませんが、導入のしやすさには圧倒的な違いがあります。

スマートハウスの場合、家自体をIT化するので設備投資などの初期費用にくわえメンテナンス費用がそれなりにかかります。

その一方でスマートホームは、今ある家電や設備をスマホやスマートスピーカーで管理する仕組み。

そのため、スマートハウスほど導入に手間やコストがかからないのが特徴です。

スマートホームでできること

ここからは、スマートホームで具体的になにができるのかを見ていきましょう。

家電をインターネットに接続できる

スマートホームでは、家電がインターネットに直接つながるので、家電の遠隔操作が可能です。

また、ファームウェア(家電を制御するためのソフトウェア)も、インターネット経由で最新のアップデートを受け取れるので、物理的に故障しないかぎり家電を最新状態に保てます。

スマホや声を家電のリモコン代わりにできる

家電や設備をスマートホーム化しても、専用のリモコンを買う必要はありません。

スマホやスマートスピーカーがあれば、インターネットを介してリモコン代わりに家電を操作可能です。

スマホ1台あれば、どの家電も操作できるので、家の中がリモコンだらけになることはありませんし、機器に対応したリモコンを探す時間もなくなるでしょう。

離れていても高齢者やペットを見守れる

ネットワークカメラなどを利用すれば、ペットや一緒に暮らす高齢者の様子を外出先から見守れます

共働きでお子さんが一人になる時間が多いようなご家庭であっても、スマホでいつでも家の様子を確認できるので安心です。

自宅の防犯対策を向上させられる

スマートロックを利用すれば、玄関の鍵の状態鍵の施錠記録を、外出先から確認できます。

「ドアに鍵かけたかな?」と不安になってもスマホで確認できますし、鍵をかけ忘れていても遠隔操作で施錠できます。

また、監視用ネットワークカメラの数を増やしたり設置場所を工夫したりすれば、家の様子全体をスマホで確認できるので、自宅の防犯対策向上にもつながります。

消費電力を抑えられる

スマートホームであれば、家電の稼働状況をリアルタイムでモニタリングできるので、無駄な電力消費を抑えながら、効率よく家電をコントロールできます。

たとえば、電気を消し忘れたまま外出しても、外出先から電源をオフにすればいいのです。

スマートホーム導入前に必要なもの

スマートホーム導入前に必要なものや注意点を解説します。

操作も設定もスマホが必要

スマートホーム家電では、スマホをリモコン代わりに操作したり設定したりします。

家電の稼働状況など、さまざまなデータの確認にも使うので、スマホは必要不可欠です。

自宅のWi-Fi環境

多くのスマートホーム家電が、スマホによる操作や設定でWi-Fi環境を利用します。

スマートホームが提供する機能やサービスを最大限に利用するには、Wi-Fi環境を整えることが必要です。

スマートホーム化の目的を明確に

スマートホーム化にあたっては、その目的を明確にしないと、有効活用できなかったりコストが余分にかかったりするかもしれません。

家にいるとき・外出するとき・帰宅するとき、それぞれの生活シーンで何をスマート化すれば利便性が向上し快適に過ごせのか、よく検討しましょう。

たとえば照明一つとっても、時間で制御したほうがいいケースもあれば、人感センサーで感知すればいいケースもありますよね。

家族や同居人の生活スタイルも考慮する

同居人や家族がいる場合、それぞれの生活スタイルも考慮に入れ、スマートホーム化を検討しましょう。

自分や特定人物だけの生活スタイルをベースにしてしまうと、他の人にとってはストレスで生活しづらくなるかもしれません。

リビングなど共用の場所と個々の部屋での設定は変えるなど、一緒に暮らす人々が快適に過ごせる工夫を考えましょう。

家族や同居人の生活スタイルも考慮しながらスマートホーム化を検討しよう

コンセントの数も重要

スマートホーム化のためには、コンセントの数も重要です。

自宅のコンセントの数を把握し、スマートホーム化にあたってコンセントがいくつ必要かはスマートホーム化検討時に確認しておきましょう。

便利さの前にセキュリティを意識する

利便性ばかり追求しすぎると、おろそかになりがちなのがセキュリティです。

スマートホームではインターネットの利用が前提なので、悪意あるユーザーにセキュリティのぜい弱性を突かれ、さまざまなスマート家電を悪用される可能性があります。

ネットワークセキュリティに対する意識を高め、たとえば、以下のような対策をとりましょう。

  • ファイアーウォールの設置
  • セキュリティ対策ソフトの導入
  • 強固なパスワードの設定
  • パスワードの徹底管理(家族や同居人以外に教えない)

また、スマートデバイスの設置場所や設定にも注意してください。

たとえば、防犯対策用のカメラが誰でも見える位置にあっては意味がありません。

また、スマートスピーカーでドアを開錠できるように設定してしまうと、誰でも家に侵入できてしまいます。

リンクジャパンが提供するスマートホーム

ここからは、当社リンクジャパンが提供するスマートホームサービスの概要を紹介していきます。

スマートホーム化でお悩みのことがあれば、リンクジャパンにぜひお問い合わせください。

住宅の価値をアップグレードするeLife

リンクジャパンeLife(イーライフ)は、今後の不動産にとって標準となるスマートホームサービスを提供します。

スマートホームの実現で住宅の価値をアップグレードするeLife

企業の垣根を超え、さまざまな機器と連携可能であり、管理者や入居者は一つのアプリで住宅のすべてをコントロール可能です。

また、豊富な実績や多くのユーザーの声を参考にしながら、直感的かつ使いやすいスマートホームアプリの開発を心がけています。

eLifeの詳細は、以下の公式サイトでご確認いただけます。

高齢者介護をスマートにするeMamo

リンクジャパンeMamo(イーマモ)は、AIとIoT技術を駆使し、高齢者のヘルスケアをスマートにします。高齢者介護をスマートにするeMamo

介護施設での業務改善や人手不足解消をサポートするだけでなく、自宅を介護施設のように安心安全な環境に変えられるよう努めています。

また安心安全な住まいは、物件の付加価値や魅力度がアップするため、シニアマンションの物件価値ランクアップも期待できます。

eMamoの詳細は、以下の公式サイトでご確認いただけます。

どんな家電もつながるHomeLink

リンクジャパンHomeLinkアプリを使えば、家中全ての家電や建具を手のひらでコントロールできます。

どんな家電もつながるスマートホーム統合アプリHomeLink

HomeLinkは当社製品のみならず、他社製品もまとめて管理や操作が可能です。

また、ユーザーのニーズに合わせ、さまざまなスマートホーム機器を追加できます。

PCの代表的なOSがWindowsであるように、HomeLinkは家の代表的なOSであることをコンセプトとしています。

HomeLinkの詳細は、以下の公式サイトでご確認いただけます。

スマートホームで生活をよりスマートに

本記事では、スマートホームの定義や、スマートホームでできることについて解説しました。

スマートホームを導入するうえで必要なことや注意点にも触れながら、当社リンクジャパンのスマートホームサービスも紹介しました。

自宅をスマートホーム化すれば、スマホ1台で外出先から家電や照明をコントロール可能なうえ、留守番中の家族も見守れるので安心です。

さまざまな家電がインターネットにつながるので、ネットワークセキュリティに対する意識の向上は必要ですが、導入すればさまざまな生活シーンが快適になるでしょう。

また、株式会社リンクジャパンでは、以下の3つのサービスを展開中です。

スマートホーム化に関するお困りごとやご相談があれば、リンクジャパンにぜひご連絡ください。

株式会社リンクジャパンは、AI × IoTの技術で社会問題を解決します。