突然ですが、「スリープテック」という言葉をご存知ですか?
「Sleep(睡眠)」と「Technology(技術)」を組み合わせた言葉で、より良い睡眠をとるための技術やサービスのことを言います。
スリープテックは最近注目を集めていて、ネットでの検索数も急上昇しています。
ただ、メディアでの報道などをみても個人消費の範囲内の話が多く、「自分たちのビジネスには関係ない」と考えていらっしゃる不動産業界の方も多いのではないでしょうか?
実は、スリープテックは不動産にも活かすことができるのです。
今回は、物件に新たな価値を生み出すスリープテックについてお話しします。
所有物件の付加価値について悩んでいる不動産関係者の方々のヒントとなれば幸いです。
スリープテックを不動産に活かす方法
「スリープテックを不動産に活かす」とはどういうことか。
ずばり、スリープテック製品を物件に初期導入する、ということです。
また、製品の導入と同時に、見守り機能が含まれたスマートホームサービスを導入すると、「シニアテックマンション」と呼ばれる物件になり、より大きな付加価値をもたらします。
シニアテックマンションとは、IoT技術などを活用して、プライバシー保護を考慮した程よい距離感の見守りシステム、万が一に備えたサポートや保証がひとつになった新しい住まいの形です。
まだまだ元気なシニア世代、いわゆる「アクティブシニア」に向けて普及しています。
実は、シニアテックマンションとスリープテック製品は親和性が高く、同時に導入していただくことで、より快適に、安心して生活していただける物件にすることができます。
スマートホームと相性のいいスリープテック製品
ここからは、リンクジャパンのスマートホームサービス「eLife」と相性の良いスリープテック製品をご紹介します。
パラマウントベッド株式会社 Active Sleep ANALYZER
まず一つ目は、パラマウントベッド株式会社の「Active Sleep ANALYZER」です。
これは、マットレスの上に敷いて寝るだけで、自分の睡眠状態やバイタルを測定してくれる機器です。
測定結果を点数にして、睡眠スコアと睡眠改善アドバイスを受け取ることができます。
また、一定時間以上ベッドでの就寝を感知しないと、家族のもとにアラートが通知される機能もあり、見守りとしても活用できます。
そして、eLifeが導入されている物件であれば、Active Sleep ANALYZERが検知した睡眠状態に応じて、家電を自動で操作することができます。
ベッドで眠くなってくると照明がだんだん暗くなり、眠ったら全ての家電が消え、起きたら照明がだんだん明るくなる、といった操作が可能です。
Active Sleep ANALYZERだけでも、睡眠を通した見守りや健康管理ができますが、eLifeと同時に利用することで、毎日の生活をより快適にすることができます。
西川株式会社 ヘルシオン
二つ目は、西川株式会社の「ヘルシオン」です。
これは、電位・温熱組合せ家庭用医療機器で、電位治療と温熱治療を交互に繰り返し、身体のコリをほぐしたり、不眠症をやわらげたりできるものです。
季節や体調に合わせてコースを選択できるので、電位治療のみのコースで頭痛や肩こりを治療する、温熱治療メインのコースで身体を温める、など、より自分に合った睡眠をとることができます。
また、機器本体からはもちろん、スマホからもコース選択やタイマー設定等ができます。
この時使用するアプリがeLifeのアプリと同じものなので、同時に導入することで、アプリを増やすことなく、より快適な生活を送ることができます。
加速する高齢化社会にビジネスチャンスを
高齢の方が物件を借りられない理由の一つとして、物件のオーナーや管理会社の貸し渋りがあると思います。
貸し渋りの背景として、孤独死などの事故による、物件の価値下落を懸念している事が挙げられます。
若い世代よりもそのリスクが高い高齢の方が、リスク回避のために入居を断られるのは、見方によっては当然なのかもしれません。
しかし、今後より高齢化社会が進んでいくなかで、高齢の方が家を借りることが今よりも増えることが予想できます。
シニアテックマンションなら、入居者は通常のマンションよりも安心して暮らせますし、管理側は「高齢だから」という理由で貸し渋りをする必要がなくなり、大きなビジネスチャンスとなります。
また、スリープテック製品、スマートホームサービスも備えた物件なら、同じシニアテックマンションの中でも差別化ができ、物件の魅力向上や宣伝効果も見込まれるのではないでしょうか。
今後の需要拡大が見込まれるスリープテック製品を使って、物件価値を上げてみませんか?
このブログでは、IoT関連のお役立ち情報やセール情報、新着情報などを更新しています。
「楽しく読める有益な情報」を提供できるように頑張りますので、今後もぜひチェックしていただけると嬉しいです。