スマートホームのメリットとデメリットを解説|スマート家電の種類やリンクジャパンの製品も紹介

GUIDE

家がスマートホーム化されれば、生活の利便性が向上したり時間に余裕ができたり、人々の生活スタイルを豊かにする多くのメリットがあります。

しかし、スマートホーム化にあたっては、メリットにくわえデメリットも押さえたうえで検討しないと、想像していたほど快適な環境にならない可能性も。

そこで本記事では、スマートホーム化を検討するうえでの参考となるように、スマートホームメリットとデメリットについて解説します。

また、現在のスマート家電にはどんなものがあるかを紹介し、当社リンクジャパンが提供するスマート家電についても一部紹介いたします。

スマートホームとは?

スマートホームのメリットとデメリットを解説する前に、スマートホームについて簡単に触れておきましょう。

スマートホームとは、人々の生活における利便性・快適性・安全性の向上を目的とした住環境のことです。

実は、スマートホームの概念自体は古くからありましたが、技術的な側面や費用の観点から、なかなか普及までにはいたりませんでした。

しかし、インターネットとiPhone登場以来のスマートフォン(以下、スマホ)普及が、その状況を一変させました。

スマホの普及は使われている部品の単価を下げ、そのことがIoT(Internet of Thinsgs)機器の増加に拍車をかけます。

さらに、ディープラーニングによってAI(人工知能)の技術が飛躍的に向上し、窓口や受付業務に活用され、さまざまなIoT製品に組み込まれるようにもなりました。

これらの技術革新が後押しする形で、今日再びスマートホームが脚光を浴び始めている、というのが現在の状況です。

スマートホームやスマート家電の未来予測

スマート家電などのIoT機器が数多く登場するようになったことで、世の中のスマートホーム化は前に進みやすい環境が整ってきたといえます。

たとえば、総務省が令和3年に発表した情報通信白書によると、近年IoT機器は急成長を遂げていて、医療や産業用途のみならず、コンシューマー向けに対してもこの傾向が続くことを予測しています。

分野・産業別の世界のIoTデバイス数及び成長率予測(令和3年版情報通信白書より)
分野・産業別の世界のIoTデバイス数及び成長率予測(総務省 令和3年版情報通信白書より)

政府が、Society5.0の実現に向けた政策を打ち出していることもあり、スマートホームにかぎらず、世の中のスマート化の流れは、ある意味必然的に進んでいるのかもしれません。

Society5.0とは
サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を一体化したシステムによって、経済の発展を促しつつあらゆる社会的課題を解決する社会のこと。2016年1月に閣議決定されて以降、政府が主体となって目指している新しい社会のあり方です。

スマートホーム化のメリット

未来の新しい社会を担うであろうスマートホームですが、ここではそのメリットが具体的にどういうものかを見ていきましょう。

家電のハンズフリー操作や外出先からのリモート操作を実現できる

家電がインターネットにつながっているので、たとえば料理をしながらでも、スマートスピーカーを通して声で家電をハンズフリー操作できます。

また、スマホがリモコン代わりになるので、さまざまな家電をスマホひとつで遠隔操作できます。

さらに、スマートロックをドアに設置していれば鍵の閉め忘れはなくなり、家で留守番中のお子さんの様子をスマートカメラで外出先から見守ることもできるでしょう。

スマートホーム化された住環境では声やスマホで家電を操作できる

家事が時短され空き時間を有意義に使える

スマートホーム化された住環境であれば、ハンズフリー操作にくわえ、時間や温度などの条件によって家電や家具を自動制御できます。

たとえばエアコン、空気清浄機や照明のオン・オフ、カーテンの開閉など、誰かが主体的に動かなければならなかった作業を短縮でき、効率的に家事を進められるようになります。

その結果、余暇や趣味などに充てられる時間が増え、より豊かな生活スタイルに改善できるでしょう。

エネルギーを無駄に使わない省エネ住宅を実現できる

時間設定や温度あるいは人感・日照センサーによって、家電・家具をスマートに制御できるので、無駄にエネルギーを消費しない省エネ住宅を実現できます。

電気の消し忘れを外出先から制御できるのも便利ですが、さらにスマート化を進めるのであれば、玄関や部屋の照明、エアコン、テレビなどを人がいなければ自動的にオフにする、という制御も可能です。

自宅をライフスタイルに合わせた快適な環境に保てる

ご家庭によって暮らしやすいライフスタイルは異なります。

1人暮らしの社会人であれば、日中は家に誰もいませんが、同居人や家族のいるご家庭なら誰かが家で家事をしたり留守番をしたりしているかもしれません。

あるいは、近年だとリモートワークが増加傾向にあるので、家で仕事をしながら家事や小さなお子さんの面倒を看るケースもあるでしょう。

スマートホームは、そのようなさまざまなライフスタイルに応じて、もっとも暮らしやすい環境に設定することが可能です。

家に居る、居ないにかぎらず、今目の前のことに集中できる環境を作り出せることは、スマートホーム化の中でも、とくに大きなメリットかもしれません。

スマートホーム化のデメリット

メリットにばかり目を奪われていると、思わぬ落とし穴にはまってスマートホームを十分に活用できない可能性があります。

ここでは、スマートホームのデメリットとその対策について説明していきます。

ネットワーク環境を見直す必要がある

スマートホームでは、インターネットを利用するのでネットワーク環境、とくにWi-Fi環境を整備しないと、その恩恵を十分に得られません。

Wi-Fiの最大接続台数が足りているかどうか、どの部屋にもWi-Fiの電波が届く状態になっているかをあらかじめ確認しておかないと、いざスマートホーム化してもIoT機器が思うように動作しない可能性があります

自宅のWi-Fi環境の状態によっては、新しくWi-Fiルータを増設するなど、ネットワーク環境の再構築が必要でしょう。

スマートホーム化にあたっては、自宅のWi-Fi環境と利用する予定のIoT機器を、十分に考慮して検討してください。

多少ネットワークの知識も必要になるので、不安な場合はスマートホーム化を進める業者や有識者に相談したほうがよいでしょう。

サイバーセキュリティふくめセキュリティリスクが伴う

スマートホームでインターネットを利用するということは、ネットワークセキュリティのリスクも当然のようにつきまといます。

サイバー攻撃によって家のIoT機器が制御不能になったり、思わぬ事故につながったりする可能性を否定できません。

そのためにも、ネットワークで利用するパスワードの管理は厳重に管理し、外部に漏らすようなことがあってはなりません。

また、いくら便利だからといって、ドアの施錠をスマートスピーカーで開閉できるような設定にしてしまうと、誰でも家に侵入できてしまいます。

スマートホーム化にあたっては、セキュリティに対する意識を高め、十分なセキュリティ対策をとりましょう。

スマートホーム化の際にはセキュリティ対策もしっかりと

目的や同居人を考慮しないと無駄になる可能性も

メリットで挙げたように、スマートホームはご家庭のライフスタイルに応じた環境を構築できます。

これは逆にいえば、同居人や家族のライフスタイルもしっかり考慮しないと、家族にとってはストレスのある空間にもなり兼ねない、ということを意味します。

たとえば、どの部屋でも毎朝同じ時間に自動でカーテンが開くように設定してしまうと、夜勤の多い同居人にとっては睡眠時間を削られて不快に感じるかもしれません。

家に住む誰もが快適さを感じられるように、どの部屋でどういう設定がもっともふさわしいのか、スマートホーム化の目的と方向性も含めしっかりと話し合いましょう。

スマートホーム化を担うスマート家電

ここからは実際にスマートホーム化を担うスマート家電にはどんなものがあるのか、簡単に見ていきましょう。

スマートスピーカー

スマートスピーカーは、人が話しかけた音声から、さまざまなアプリの実行やIoT機器を制御します。

近年もっとも売れているスマート家電で、天気予報や電車の運行情報などさまざまなアプリがリリースされているのも特徴のひとつです。

スマートプラグ

スマートプラグは、コンセントに挿すことによって家電をIoT化します。

新しくスマート家電を買いそろえなくても、今ある家電をスマート化できるお手軽さが売りです。

スマートリモコン

スマートリモコンは、赤外線リモコンで操作する家電を、スマホやスマートスピーカーで利用できるようにします。

温度センサーやタイマー機能など、製品によってさまざまな機能が搭載されています。

スマートセンサー

スマートセンサーは、音や光あるいは温度を検知することによって、条件に応じた動作やスマホを介したIoT家電の制御が可能です。

人感センサーや水漏れセンサーなど、センサー単体で動作するものもありますが、最近はIoT家電自体にセンサーが備わっているものも多いですね。

スマートカメラ

スマートカメラは、スマホやスマートスピーカーを通じて遠隔からでも映像や音声を確認できます。

留守番中のお子さんやペット、あるいは介護施設や保育園などの見守りなどで活用されています。

リンクジャパンが提供するスマートホーム製品一覧

当社リンクジャパンの製品も一部ですがご確認ください。

法人向けサービスを中心に、さまざまなスマートホームサービスや製品を取り扱っております。

スマートリモコンeRemote Pro

スマートリモコンeRemote Pro

スマートリモコンeRemote Proは、コンセント直挿しで配線不要

法人向けに利用できる国内唯一のスマートリモコンです。

電流センサーを内蔵しているので、たとえば離れた場所からエアコンを起動しても、稼働状況をしっかり確認できます。

また、今ある家電を買い替えることなくスマホやスマートスピーカーで複数家電を操作できます。

生活の利便性、業務の効率化を実現するスマートリモコン、それがeRemote Proです。

スマートプラグePlug2

スマートプラグePlug2

ePlug2は、4.5×4.5×2.9cmの世界最小級のコンパクトさを誇るスマートプラグ。

2つ並んでも邪魔にならず、壁コンセントや延長タップなど、あらゆる場所に設置できます。

また「Alexa」「Hey Siriも」「OK Google」といった三大音声アシスタントに対応していて、声だけでさまざまな家電をコントロール可能です。

スマートカメラeCamera2

スマートカメラeCamera2

eCamera2は、見守りからホームセキュリティまでプライバシー保護機能を搭載したスマートカメラです。

レンズを上下左右自由に回転させられるので、まるで自分がそこにいるかのように設置した場所の映像を確認できます。

また、カメラを複数台設置しても、アプリで複数個所を同時に確認できるのもポイントのひとつ。

音声センサーも搭載しているので、赤ちゃんやペットのSOSも見逃しません。

「何をスマート化すれば便利か」の検討がスマートホーム化の第一歩

本記事では、スマートホームのメリットとデメリットについて解説しました。

スマートホーム化にあたっては、本記事で解説したようなデメリットも考慮したうえで、何をスマート化すれば生活の利便性向上や快適な生活につながるのか、しっかり検討する必要があります。

一緒に暮らしている同居人や家族のライフスタイルも考慮し、最適なライフスタイルを家族全員で共有することも重要でしょう。

また、本記事で紹介した株式会社リンクジャパンの製品はほんの一部です。

ご興味を持たれたかたは、以下のページで他の製品もぜひご覧になってください。

スマートホーム化に関するお困りごとやご相談があれば、ぜひリンクジャパンにご連絡ください。

株式会社リンクジャパンは、AI × IoTの技術で社会問題を解決します。