インターホンは、私たちの日常生活に欠かせない便利な機器のひとつ。
しかし、従来型のインターホンは工事が必要で、設置に手間がかかることがありました。
そこで注目されているのが、工事不要で簡単に取り付けられるワイヤレスインターホンです。
本記事では、ワイヤレスインターホンの特徴やメリット、デメリットを詳しく解説します。
また、おすすめの製品としてリンクジャパンのHomeLinkに対応しているAkuvoxを紹介します。
ワイヤレスインターホン選びの参考にしてみてください!
インターホン(ドアホン)の種類
インターホンには大きく分けて、従来型とワイヤレス型の2種類があります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
従来型インターホンの特徴
従来型のインターホンは、有線接続で設置される機器です。
おもな特徴は以下のとおりです。
- 有線接続のため、通信が安定している
- コンセントや直接配線で電源を確保するため、電池切れの心配がない
- 壁に穴を開けたり、配線工事が必要なため、専門業者による設置が一般的
- 一度設置すると、移動や増設に再度工事が必要
従来型インターホンは信頼性が高く、長年使用されてきた実績があります。
しかし、設置や変更に手間がかかるのが難点です。
特に、賃貸物件や既存の建物に後付けで設置したい場合には、大きな障壁となることがあります。
ワイヤレスインターホンの特徴
ワイヤレスインターホンは、無線通信技術を使用して設置される機器です。
おもな特徴は以下のとおりです。
- 配線工事が不要
- 電波が届く範囲内であれば、好きな場所に設置できる
- 電池駆動タイプの製品があり、その場合はコンセントが不要
- スマートフォンと連携し、外出先からでも操作できるものもある
ワイヤレスインターホンは、設置の手軽さと柔軟性が魅力です。
特に既存の建物に後付けで設置したい場合や、頻繁にレイアウト変更を行う環境に適しています。
また、スマートフォンとの連携機能により、外出先からの応対も可能になるなど、IoT技術を活用した製品が増えています。
ワイヤレスインターホンとは?
ここでは、ワイヤレスインターホンの仕組みや従来型との違い、メリット・デメリットについて詳しく説明します。
ワイヤレスインターホンの仕組み
ワイヤレスインターホンは、おもに以下の要素で構成されています。
これらの要素が連携して動作する仕組みは以下のとおりです。
- STEP.1訪問者が玄関子機のボタンを押す
- STEP.2玄関子機が無線信号を発信する
- STEP.3室内親機がその信号を受信し、呼び出し音を鳴らす
- STEP.4居住者が応答すると、無線通信を通じて音声や映像のやり取りが行われる
多くのワイヤレスインターホンで使用されている周波数帯は、2.4GHzや1.9GHzです。
これらの周波数帯は、壁や障害物を比較的通過しやすく、家屋内での使用に適しています。
また、電波の干渉を最小限に抑えるための技術も採用され、安定した通信を実現しています。
従来のインターホンとの違い
ワイヤレスインターホンと従来型インターホンの違いを表にまとめてみました。
比較項目 | 従来型インターホン | ワイヤレスインターホン |
---|---|---|
工事不要 | × | ◎ |
DIY設置 | △ | ◎ |
電源の自由度 | △ | ◎ |
通信の安定性 | ◎ | 〇 |
設置場所の自由度 | △ | ◎ |
スマートフォン連携 | △ | ◎ |
初期コスト | △ | 〇 |
凡例:◎:非常に優れている / 可能 ○:優れている / 概ね可能 △:やや劣る / 一部可能 ×:劣る / 不可能 |
この表からもわかるように、ワイヤレスインターホンは工事不要で簡単に設置でき、設置場所の自由度も高いです。
一方で、通信の安定性は従来型に若干劣り、製品本体のコストもやや高めになる傾向があります。
ただし、配線工事が不要でDIYでも設置できるため、トータルでの初期コストはワイヤレスインターホンのほうが安く収まるでしょう。
これらの違いにより、ワイヤレスインターホンは後付け設置や柔軟な運用を求める居住者向きといえます。
また、スマートフォン連携もできるので、住宅のスマートホーム化を進める上でも重要な役割を果たせるでしょう。
ワイヤレスインターホンのメリット
ワイヤレスインターホンには、以下のようなメリットがあります。
ワイヤレスインターホンは、配線工事が不要なため、DIYで簡単に設置できます。
そのため、工事費用を削減できるだけでなく、電波の届く範囲内であれば好きな場所に設置可能です。
配線にも縛られないため、必要に応じて簡単に移動や増設ができ、レイアウト変更時にも柔軟に対応できます。
玄関や門扉だけでなく、ガレージや裏口にも簡単に増設できます。
また、多くの最新モデルではスマートフォンと連携できます。
外出先からでも来訪者の応対ができるため、防犯面でも安心です。
配線を考慮する必要がないことから、スリムでスタイリッシュな製品も多く、インテリアに馴染みやすいのも魅力のひとつでしょう。
さらに、賃貸物件でも引っ越し時に取り外して持ち運べるので、持ち家でなくても利用可能です。
ワイヤレスインターホンのデメリット
ワイヤレスインターホンのおもなデメリットは以下のとおりです。
ワイヤレスインターホンは無線通信を使用するため、他の電子機器との電波干渉が起こる可能性があります。
Wi-Fiルーターや電子レンジなど、多くの家電で利用している2.4GHz帯を使用する機種では注意が必要です。
壁や障害物の影響も受けやすく、通信が不安定になることがあり、特に鉄筋コンクリート造の建物では顕著にあらわれます。
また、電池駆動タイプの製品の場合、定期的な電池交換が必要です。
使用頻度によっては、数ヶ月に1回程度の交換が必要になる場合もあるでしょう。
機能面では、最新の有線式インターホンと比較すると、一部の高度な機能(例:複数の部屋への同時通話など)が制限される場合があります。
これらのデメリットを理解した上で、住環境や用途に合わせて製品を選択することが重要です。
メリットとデメリットを踏まえ、最適な選択をしましょう!
ワイヤレスインターホンで実現できること
ここでは、その特徴を活かした実用的な使い方を中心に、ワイヤレスインターホンで実現できることを説明します。
簡単な取り付けと設定
ワイヤレスインターホンの最大の特徴は、取り付けと設定が簡単なことです。
従来の有線インターホンとは異なり、専門業者による工事が不要で、DIYで設置できるのが大きな魅力です。
以下は取り付け手順の一例になります。
- 設置場所の決定:電波の届く範囲内で、適切な場所を選びます。
- 玄関子機の取り付け:両面テープや付属のネジで固定します。
- 室内親機の設置:壁掛けや卓上設置など、好みの方法で配置します。
- 電池の挿入:多くの機種は電池駆動のため、指定の電池を挿入します。
- ペアリング:子機と親機を無線で接続します(多くの場合、自動で行われます)。
- 動作確認:実際に呼び出しを行い、正常に動作するか確認します。
このような簡単な手順で、インターホンを短時間で設置可能です。
設定も、技術的な知識不要で直感的な操作で完了できます。
スマートフォンとの連携
スマートフォンとの連携機能を備えている機種であれば、インターホンの使い方の幅が広がり、より便利で安全な生活を実現できます。
以下はスマートフォン連携機能の一例です。
これらの機能により、以下のような活用が可能です。
スマートフォン連携により、インターホンは単なる来訪者確認ツールから、家全体のセキュリティと利便性を高める重要なデバイスへと進化します。
特に、リンクジャパンのスマートホーム統合アプリHomeLinkと連携すれば、さまざまなスマートホームデバイスと連動した高度な機能を実現できます。
防犯対策としての活用
ワイヤレスインターホンは、従来の有線インターホンよりも、高度な防犯機能を手軽に導入できるのが特徴です。
防犯対策としての主な活用方法は以下のとおりです。
- 来訪者の映像記録:
カメラ付きのワイヤレスインターホンでは、訪問者の映像を自動的に記録でき、不審者が訪れた場合の証拠として役立つ。 - 留守番機能:
外出時でもスマートフォンを通じて来訪者に応対でき、留守であることを悟られにくくなり、空き巣などの犯罪抑止につながる。 - モーションセンサー機能:
一部の高機能モデルでは、人の動きを感知して自動的に録画を開始する機能があり、不審な動きを察知して早期に対応できる。 - 夜間視認性:
LEDライトや赤外線カメラを搭載したモデルでは、夜間でも来訪者をはっきりと確認できる。 - 警報機能:
不審者を感知した際に、大音量のアラームを鳴らす機能を持つモデルもあり、近隣への注意喚起や犯罪抑止に効果がある。
これらの機能を活用することで、ワイヤレスインターホンは単なる通話装置としての役割をだけでなく、家庭のセキュリティ向上にも役立ちます。
おすすめのワイヤレスインターホン|Akuvox(アキュボックス)
ワイヤレスインターホンの中でも、特におすすめなのがAkuvox(アキュボックス)の製品です。
ここでは、Akuvox製品の特徴や、HomeLinkとの連携機能、対応製品についてくわしく解説します。
Akuvoxの特徴
Akuvoxのワイヤレスインターホンは、高機能かつ使いやすいワイヤレスインターホンです。
そのおもな特徴は以下のとおりです。
世界初の顔認証機能付きインターホンはAkuboxの製品です!
HomeLinkとの連携でできること
HomeLinkは、スマートフォンにインストールするだけで住宅のスマートホーム化を進められる統合アプリです。
イメージは、PCのOSであるWindows、つまり「住宅のOS」です。
HomeLinkをインストールすれば、従来の赤外線対応家電にくわえ、さまざまなスマートホームデバイスを手のひらのうえで管理や操作が可能です。
Akuvoxのワイヤレスインターホンも、HomeLinkに対応している製品があります
AkuboxのワイヤレスインターホンとHomeLinkが連携すると、以下の機能が実現可能です。
前述のとおり、HomeLinkが対応しているのはAkuboxのようなスマートインターホン以外にさまざまあります。
赤外線対応の家電操作ができるスマートリモコンを導入すれば、照明・エアコン・冷風機をシーンに応じて自動起動でき、スマートプラグを導入すれば赤外線に対応していない家電もスマートフォンで操作可能です。
さらに、GoogleやAmazonのスマートスピーカーとも連携により、声だけで家中の家電の操作も実現。
ほかにもスマートカーテン・デジタル温度計・スマートカメラも管理できるので、そこにAkuboxのスマートインターホンがくわわれば、従来の住環境では得られない高度でスマートな暮らしをだれでも実現できます。
HomeLink対応製品
以下は、HomeLinkに対応しているAkuvoxの製品です。
用途や予算に応じ、最適な製品を選択することをおすすめします。
種類 | 対応製品型番 | 特徴 |
---|---|---|
IPインターフォン | R29C |
|
R29C-L |
|
|
R27A |
|
|
R20A |
|
|
E12S/W |
|
|
IP室内モニター | C313S/W |
|
C315S/W |
|
ワイヤレスインターホンによくある質問
ワイヤレスインターホンについて、よくある質問とその回答をまとめました。
製品選びや使用方法の参考にしてください。
ワイヤレスインターホンはWi-fi環境が必要ですか?
基本的なワイヤレスインターホンの機能(玄関子機と室内親機の通信)には、Wi-Fi環境は必要ありません。
これらは独自の無線通信技術を使用しています。
ただし、スマートフォンとの連携機能やクラウドサービスを利用する場合は、Wi-Fi環境が必要になることがあります。
製品によって仕様が異なるため、購入前に確認するのがおすすめです。
ワイヤレスドアホンはどこまで届きますか?
ワイヤレスインターホンの通信可能距離は、製品によって異なりますが、一般的には30〜100メートル程度です。
ただし、この距離は理想的な環境での値なので、実際の家屋内では壁や障害物の影響で短くなることがあります。
また、電波の届く範囲は建物の構造や材質、他の電子機器からの干渉などにも影響されます。
購入前に、自宅の環境で十分な通信範囲が確保できるか確認することが重要です。
インターホンは防犯カメラ代わりになりますか?
カメラ付きのワイヤレスインターホンは、ある程度防犯カメラの代わりになります。
多くの製品が動体検知機能や録画機能を備えており、玄関周りの監視には十分な性能を持っています。
ただし、専用の防犯カメラと比べると、以下のような違いがある点に留意してください。
総合的な防犯対策としては、インターホンと併せて専用の防犯カメラの設置を検討するのがいいでしょう。
まとめ:ワイヤレスインターホンならHomeLinkと連携可能なAkuvox
本記事では、ワイヤレスインターホンの特徴やメリット、デメリット、そして具体的な活用方法について解説してきました。
ワイヤレスインターホンは、その簡単な設置と柔軟な運用性に特徴があります。
特に、AkuvoxのようなHomeLinkに対応した高品質な製品を選ぶことで、単なるインターホン以上の価値を得られるでしょう。
たとえばHomeLinkとの連携により、スマートフォンでの映像確認・解錠操作・画面録画など、より高度で便利な機能を活用できます。
また、ワイヤレスインターホンの導入を検討する際は、以下の点を考慮することをおすすめします。
- 設置環境:電波の届く範囲や障害物の有無の確認
- 必要な機能:基本的な通話機能以外に、カメラ機能やスマートフォン連携など、必要な機能の明確化
- 将来性:HomeLinkとの連携によるスマートホーム化など、将来的な拡張性の考慮
- コスト:初期費用だけでなく、電池交換などのランニングコストの見積
AkuvoxとHomeLinkの組み合わせは、これらの要素をバランス良く満たす選択肢の一つです。
さらに、リンクジャパンのスマートホーム統合アプリHomeLinkとの連携により、従来以上に快適でスマートな暮らしを実現できます。
ワイヤレスインターホンやスマートホーム化を検討中の場合、ぜひリンクジャパンにお問合せください。