さまざまな生活必需品の物価高騰が続いている今、「電気代を安くしたい!」と、奮闘している人も多いのではないでしょうか?こまめに電気を消すなど、節電対策をしている人もいるはず。しかし、手動の節約方法は手間がかかり継続するのが困難です。
そこで本記事では、今日からでも始められる電気代の節約術を紹介します。
電気代の節約術を取り入れると、月に1,000円程度の電気代削減ができるかもしれませんよ。
そもそも電気代の仕組みとは?
そもそも、電気料金はどのように決まっているのでしょうか?
電気料金は基本使用料に加えて、使用電気代に燃料費調整額が加算されます。この「燃料費調整額」というのが、電気代高騰の原因といわれています。
燃料費調整制度により、燃料価格の変動を電気代に反映させ電気使用量に加算される仕組みなのです。結果的に、燃料(原油や天然ガスなど)が高騰している今、電気代が騰がっています。
以下の記事でも電気代の仕組みについて解説しています。詳しい内容を知りたい人は、チェックしてみてくださいね。
【契約編】電気代を安くする方法3つ
電気代の節約は、契約を見直すだけで叶うかもしれません。まずは3つの項目を確認してみましょう。
電力会社の切り替え
電力自由化により、電気会社の切り替えができるようになりました。電力会社によって基本料や割引プランが異なっているため、現在契約している電力会社より電気代が安くなるパターンがあるのです。
新電力は、発電や送電の役割も担っている従来の大手電力会社と違い、販売の部分しか担いません。そのため、設備投資などにかかる経費分が安くなります。
なお、新電力の中には、電話代やクレジットカードとまとめることで、割引されるプランが用意されていることもあります。その場合、よりお得に利用できるでしょう。
契約プランを見直し変更
電力会社を変えなくても、契約プランを変えることで電気代が安くなるパターンがあります。契約しているアンペアが世帯に合っているのかチェックしてみてくださいね。目安は以下の通りです。
30A | 単身世帯・2人世帯 |
40A | 3人世帯 |
50A | 4人世帯・エアコンや浴室乾燥機を使う世帯 |
60A | 5人以上世帯・電化製品の利用頻度がかなり高い世帯 |
60A以上 | オール電化世帯 |
家族が多い場合や消費電力の高いエアコンや浴室乾燥機を頻繁に使う家庭は、アンペア数が大きい方が良いですが、家を空けがちな1人暮らしの人などは、アンペア数を小さなものに変更するのもひとつの手です。
また、電力会社によっては、夜間の利用料が安くなるなど、一定の条件を満たすとお得になる料金プランもあります。1人暮らしで普段は夜しか家におらず、洗濯などの家事を夜に済ませる人は、夜間料金プランを検討してみても良いですね。
いずれにしても、料金プランは電力会社によってことなるため、まずは現在の契約内容と料金プランをチェックしてください。
電気代の支払い方法を変更
現在、どのように毎月の電気代を支払っていますか?銀行引き落としや支払い用紙からコンビニで決済している人もいるのではないでしょうか?支払い用紙による入金は、用紙発行手数料がかかっていることが多いため、引き落としに変えるだけで、毎月300円程度の節約になります。
また、紙で使用量の通知をもらっている人は、追加で100円ほど発行手数料がかかっている場合もあります。紙での保管が必須でなければ、オンライン明細に変更しましょう。
また、指定銀行の口座振替やクレジットカード決済にすると、ポイントが還元される場合もあります。
【家電使用編】電気代を安くする方法
電気の契約を見直せたら、家電の使い方を見直しましょう。ここでは4つの方法を紹介します。今すぐ実践できるものだけでなく、一度設定すると節約が継続するものも!自宅の電気の使い方を思い返しながら確認してくださいね。
エアコンの設定温度を「1度」見直す
お部屋のエアコンの設定温度を覚えていますか?今のエアコンの設定温度より、1度ゆるめるだけで電気代が節約できます。なお、暑い日に一気に温度を下げて室内が冷えてから温度を上げるなどの利用方法がありますが、実は節約できていないのだそう。
おすすめの設定温度は、冷房28度、暖房20度です。一気に室内を冷やすのではなく、スマートリモコンを使用し、帰宅前からゆるやかに室内の温度を快適に仕上げておきましょう。
サーキュレーターと合わせて空気を循環させることも、設定温度をゆるめるために有効ですよ。
冷蔵庫は詰めすぎない・冷凍庫は詰め込む
冷蔵庫の中をパンパンに詰め込むと、空気の流れが悪くなり冷蔵庫内が冷えにくくなるため、電気代が高くなってしまいます。また、開閉の数が増えると冷気が逃げてしまうため、どちらも電気代高騰に繋がってしまいます。
冷蔵庫内のモノを把握して開閉を少なくし、冷蔵庫内にゆとりを持たせておきましょう。
一方、冷凍庫はパンパンに詰め込む方が冷気が逃げず節約には効果的です。冷凍食品をまとめて購入したり、ふるさと納税で冷凍食品を頼んだりするのも有効ですよ。
洗濯物はまとめて洗う
洗濯機を回す回数が増えると、それだけ電気代がかかります。洗濯物はまとめて一気に回しましょう。「すすぎ一回」や「お急ぎモード」を使うと、より節電効果に期待できますよ。
乾燥機を使う場合は、乾燥機能だけで完全に乾かそうとせず、やや乾いたあとに仕上げは部屋干しで乾燥させるなど、自然乾燥と組み合わせると、電気代の使いすぎを防げます。
LEDの照明に変える
出典:経済産業省「夏季の省エネ・節電メニュー」
消費電力がたくさんかかる家電として、エアコンが有名ですが、実は、エアコンに次いで2番目に消費電力がかかる家電が「照明」なのです。照明をLED電球に変え、消費電力を抑えることで、電気代節約に繋がるでしょう。
LEDは白熱電球の約20%、蛍光灯の約30%の消費電力で使えるため、電気代節約に効果的。また、白熱電球の40倍程度の時間使用できるといわれており、電球の平均寿命は10年を超えることもあります。
初期費用はかかりますが、長い目で見ると節約効果に期待できます。
さらに、照明のLED化だけでなく「スマート電球」も電気代節約に有効です。
リンクジャパンが販売している「eLamp」では、スマホからオンオフの操作や調光・調色の調整ができ、無駄な電気の消費を削減できます。別途スマートスピーカーによる音声操作にも対応しているため、ベッドに入ったあと消し忘れに気づいた場合でも、布団から出ずに照明をオフできますよ。
【裏技】電気代を安くする意外な方法も
エアコンで最も消費電力がかかるのが、「運転開始から設定温度まで冷やす・温める」過程です。そのため、短時間の外出のたびに切っていると、かえって消費電力がかかってしまうのです。
30分程度の外出であれば、エアコンはつけっぱなしの方が消費電力が少なくなる、つまり電気代が安くなる傾向にあります。もしつけっぱなしが気になる場合は、設定温度を少しゆるめたり、風量を弱くしたり工夫してみてくださいね。
参考:エアコン暖房を「つけっぱなし」にするのと「こまめに入り切り」するのでは、どちらの電気代が安くなるの?
テレビやパソコンの明るさを調整
テレビやパソコンなど液晶を使う家電は、明るさを抑えると電気代が節約できます。また、省エネモード搭載の家電の場合「省エネモード」に切り替えるだけで、自動で画面の明るさを落としてくれます。
炊飯器の「保温」を切る
節約のために自炊している人も多いのではないでしょうか?ほとんどの炊飯器がご飯が炊けると自動で「保温」モードに切り替わりますが、保温のままにしておくと電気代がかかってしまいます。
ご飯が炊けたらすぐに切り、冷蔵・冷凍で保存しましょう。保温状態を続けておくより、都度電子レンジで温める方が電気代節約に有効です。
スマートホーム化で電力の使用をコントロール
お家をスマートホーム化して電力の使用をコントロールできると、消費電力が削減できます。スマートホームとはどのようなものなのかは、こちらの記事で紹介しています。まずスマートホームについて知りたい人は、合わせてチェックしてください。
・消し忘れた家電をスマートフォンから操作
・音声による家電の操作
・自動で運転開始・停止
スマート家電は、製品備え付けのリモコンを使わなくて良いため、外出先からスマートフォンで操作したり、スマートスピーカーから音声で操作したりできます。リンクジャパンでもスマートホーム化にぴったりな製品を販売しています。どの製品もアプリ「HomeLink」で操作可能。登録している家電を一括管理でき、操作は簡単なので便利ですよ。
アイリスオーヤマ ルームエアコン airwill(エアウィル)
アイリスオーヤマのルームエアコン「 airwill(エアウィル)」は、HomeLinkからの操作だけでなく、スマートスピーカーにも対応しています。電気料金の詳細も表示されるため、使いすぎを防ぐ効果にも期待できるでしょう。さらに、エアコン自体に節電モードが搭載されているため、とくに何かしなくても継続した節電が叶います。
eRemote5
スマートリモコンの「eRemote5」は、家の家電を登録し、HomeLinkを通して操作できるようにする商品です。エアコンやテレビ、照明などの家電をスマートフォンから操作できるようになります。
また、GPS機能搭載なので、帰宅直前に自動で家電のスイッチをオンできます。これによって、ゆるやかにエアコンを始動できたり、照明をつけて防犯面での安心を得ることもできるのです。また、外出時も一定の距離から離れることで、家電をオフできる設定も可能。電気の消し忘れを防げます。
そのほかにも、さまざまな製品を取り扱っています。各商品の詳しい内容については、以下の記事でも紹介しているので、参考にしてみてください。
電気代高騰に負けない家計管理を
さまざまなモノやサービスが値上がりしている今、電気代を下げることは家計を守るうえに必要不可欠といえるでしょう。家電の使い方を見直したり、家電そのものを買い替えることで節約に繋がります。そのとき検討したいのが「スマートホーム化」です。お家中の家電をコントロールすることで、電気代を安くできます。リンクジャパンでもスマートホーム化のお手伝いをしています。
電気代を節約したい人は、ぜひ一度リンクジャパンの製品を検討してみてください。