エアコンが手放せない季節になると、頭を悩ませるのが電気代。節約しているつもりでも効果を感じられないことや、どこをどう工夫すれば良いのか悩んだ経験はありませんか?とくに子どもがいる家庭となると、なかなか削れなくて頭を抱えることもあるでしょう。
そこで今回は、電気代高騰のワケと、節約方法を紹介します。今より少しでも電気代を安くしたい人は必見です!
なんで今電気代が上がっているの?
そもそも、なぜ電気代が上がっているのでしょうか?東日本大震災以降、発電電力量の割合に変化が見られています。
2022年の国内全体の発電電力の割合は、LNG(液体天然ガス)が最も多く、次いで石炭、その他火力と続きます。日本はLNGや石炭を輸入に頼っており、ウクライナ戦争など世界情勢によって輸入が制限されると電力を作る原材料の原価が高騰。電気代に大きく影響しています。
また、原子力発電の稼働の是非が問われており、これまで原子力発電で作られていた電気が供給できないことによる電気代の値上がりもあるといわれています。
さらに、最近は円安が続いており、輸入産業にとって厳しい現状となっています。
現在政府は電気代に対する補助金も出していますが、それでも電気代が高くなった家庭も多いですよね。
世界情勢の安定や円高になると、今より電気代が安くなるかもしれません。
なお、太陽光発電は年々増えており、自然エネルギーが今後の電力不足の課題となりそうです。自宅をスマートハウス化し、電力をコントロールするのもひとつの手かもしれませんね。
一年で電気代が最も高いのは何月?
エアコンや暖房機器で多く電気を使う夏と冬は、電気代が高くなる家庭が多いのでは?令和2年のデータを見ると、実は年間で最も電気代が高いのは2月の1万3,201円。暖房の使用にくわえ、給湯器の利用頻度が増えることが要因のひとつといわれています。
なお、2月だけでなく、1月は1万2,232円、3月は1万3,100円と高くなっていることがわかります。一方、夏は7月が8,585円、8月が9,661円と冬に比べて数千円安くなっています。9月の1万1,206円が夏では最も高い結果になりました。
参照:総務省統計局
夏の電力逼迫が懸念
2023年も毎日暑い日が続いており、冷房が欠かせません。経済産業省は2023年の夏も電力不足が懸念されると発表しています。夏の電気代の節約だけでなく、必要なときに必要な電気が使えるよう、無駄な電力を消費しない努力が必要になりますね。
電気代を損しないための工夫5選
電気代を節約するために、アレコレ工夫している家庭が多いと思います。
電力会社の見直し
電力自由化により、電気の契約や料金プランを使用者が自由に選べるようになりました。東京電力や関西電力のように地方の電力会社と契約することが主でしたが、さまざまな企業の電力会社と契約できるのが現状です。
現在契約中の電力会社より安い会社や電力プランの見直しをしましょう!
例えば、
洗濯や炊飯を夜のうちにすませておく人は、夜間の電気代が安くなるプランに。
普段使っているクレジットカードや通信会社を選んでポイントやセット料金割引を得る。
など、選び方は人それぞれです。
以前は、価格競争により新電力が安くなることが多かったですが、電力会社全体が値上げしている今、地方電力会社が安くなることも多いようです。
一度、他社やほかの料金プランに変更したシミュレーションをしてみるのがおすすめです。
エアコンの掃除と効きやすくする室内環境
夏にエアコンを使う家庭が多いと思います。エアコンは少しの工夫で効きが良くなるため、節約に有効ですよ。
- こまめなフィルター掃除
- 窓にはレースカーテンをして熱を入れない
- サーキュレーターで冷気を循環させる
- エアコンの室外機を熱から守る
エアコンのフィルターは2週間に一度掃除するのが理想だそう。洗ったあとのフィルターはしっかり乾かして戻すのがポイントです!水気がカビの原因になるので気をつけましょう。エアコンもサーキュレーターと組み合わせることで、電気代を節約しながらお部屋を冷やすことができます。
また、エアコンの室外機が熱くなってしまうと冷房の効きが悪くなり、より電気が必要になってしまいます。遮熱カバーを使って日差しを遮ると、節電効果があるといわれています。ホームセンターで1,000円程度で売られているため、ぜひ取りつけてみてくださいね。
取りつけるときは、吹き出し口を塞がないよう注意してください!
また、窓から入る日差しで室内の温度は上昇します。日差しをさえぎるためにも、レースのカーテンなどで熱を遮断しましょう。最近は遮熱タイプのカーテンも販売されていますよ。
参考:アイリスオーヤマ
電気代の節約に有効なエアコンの使い方に「eRemote5」を使ったものがあります。
eRemote5を使ったエアコンの制御
「eRemote5」を使うことで、外出先からのオン・オフ操作はもちろん、センサーを利用した操作も可能です。
室温25度以下で風量を弱にする。
室温28度以上でエアコンの設定温度を下げる。
上記のように、室温と稼働を連動させることで、無駄な電力を使わず常に快適な室内環境をキープできます。
またアイリスオーヤマの「airwill」のMシリーズ、Wシリーズは、他社のアプリを介さずリンクジャパンが提供する「HomeLink」アプリから操作可能。
これまでのエアコンは既存のリモコンを使うか、スマホから操作する場合もスマートリモコン・エアコン専用アプリの使用が必要でした。
しかし、エアコン自体をIoT化したことで「HomeLink」のアプリとエアコンが直接つながれる仕組みになっています。
参照:アイリスオーヤマ
冷蔵庫の設定温度を工夫
24時間365日稼働している冷蔵庫は、使い方次第で節電に繋がります。冷蔵庫は食材を詰め込みすぎない方が電気代節約になりますが、冷凍庫はたくさん詰まっている方が電気の節約に繋がるそうです!冷凍の作り置きやストックを賢く使って、電気代だけでなく食費の節約もしてみましょう!
また、冷蔵庫を壁にぴったりくっつけて置いてしまうと、熱がこもって電気代が高くなります。少し壁と離して設置してくださいね。冷蔵庫の設定温度を「強」から「中」にするのも効果が期待できますよ。
こまめに照明を消す
手っ取り早く節電したいなら、お家の電球をLEDに変えるのがおすすめです。照明機器の初期費用はかかりますが、電気代の節約プラス長寿命なので取り替える手間も省けます。また、電気をこまめに消す習慣も身につけておきたいですね。
なお、「eRemote5」では、シーリングライト(赤外線リモコンに対応している照明)の制御も可能。
また、「HomeLink」と連動させると、タイマー設定やGPSと連動できます。消し忘れた電気を外から手動でオフすることはもちろん、GPSで自宅との距離に合わせたオン・オフ設定が叶います。
「自宅から200m離れたら自動オフ」などの設定で消し忘れを防げますよ。
反対に、自宅に近づいたタイミングで点灯も可能。自宅特定を防ぐなど、防犯面で役立つこともあるでしょう。
スマートホームでお家の電気をトータル管理
お家をスマートホーム化することで、エアコンやテレビ、照明などの家電を外から操作できるようになります。外出先からエアコンや照明がオンオフ操作できるため、消し忘れを防ぐだけでなく、帰宅前にエアコンのスイッチを入れておくことも可能です。
リンクジャパンのアプリ「HomeLink」とスマートリモコン「eRemote5」を使えば、家の中のさまざまな家電を遠隔操作できるようになります。
電気代の見える化で節電意識を高める
電気代の節約は日々の小さな積み重ねが重要です。しかし、請求時までどれくらい電気代がかかっているのかわかりにくく、節約のモチベーションが保ちにくいですよね。
リンクジャパンはそんな問題を解決すべく、電気代が見えるスマートプラグ「ePlug3」を販売開始!ePlug3をコンセントに差すだけで、消費電力を計測し、その結果から電気代を計算します。
「HomeLink」アプリを使えば電気の使用状況をグラフで見られ、電気使用量と合わせて電気代も都度確認できます。HomeLinkでは連動させた家電の操作ができるため、電気の使用状況を見て家電のタイマー設定やオンオフ、エアコンの設定温度を上げるなど、スムーズに節電へのアクションへと移行可能。
簡単に手早く節電できるのが魅力です。
電気代の見える化で節電
一見、無駄に思えることでも、毎日続けることで少しずつ効果を実感できるでしょう。コンセントを抜くなど手間がかかる節電は、ストレスの原因にもなります。また、家族の協力次第ではなかなか実現しにくいこともありますよね。
スマートホーム化し、ePlug3で電気代を見える化することで、家族の節電意識も変わってくるかもしれませんよ。
毎月の電気代の節約に悩んでいる人は、ぜひ検討してくださいね。