こんにちは、LinkJapan公式ブログ編集部です。
物価上昇、エネルギー価格の高騰、そして働き方の多様化──家を取り巻く環境は、ここ数年で大きく変わりました。
「暮らしやすく、将来の家計にもやさしい家を選びたい」
「子育てと仕事を両立させながら、快適に過ごしたい」
そんな声に応えるように、住宅のトレンドもアップデートが進んでいます。
この記事では、30〜40代の子育て世代にぜひ知ってほしい2025年の住宅トレンドを7つ厳選しました。これから家を建てる方も、住み替えやリフォームを考えている方も、必見です!
はじめに:この記事の“選び方の基準”
本記事では、次の6つの評価軸を基準に、それぞれのトレンドを解説しています。自分のライフスタイルに合った住まいかどうか、チェックリスト代わりにお使いください。
- 家族構成&ライフステージ適合度
子どもの年齢、将来的な二世帯同居などを見据え、暮らしやすい間取りか。 - ランニングコスト(光熱費・メンテ費)
日々の光熱費や定期メンテのコストをどこまで抑えられるか。 - 資産価値&リセール
将来売却・賃貸する場合でも価値を保ちやすい構造や性能か。 - 災害レジリエンス
台風・地震・停電など非常時への備えがあるか(太陽光・蓄電池・耐震等級など)。 - 家事効率&タイムパフォーマンス
家事動線や間取りが「時短」を実現しているか。 - スマートホーム適合性
IoT機器やセンサーを導入しやすい配線/Wi‑Fi環境か。
それでは、上記の基準を踏まえつつ、注目度の高い7大トレンドを詳しく見ていきましょう。
1. 平屋回帰――“ワンフロア”で家族がつながる暮らし
トレンド概要
かつては郊外や田舎のイメージが強かった平屋。しかし近年は「バリアフリー設計」「家事動線の短さ」「地震時の安全性」が再評価され、都市近郊でも建築事例が急増しています。SNSのハッシュタグ「#平屋暮らし」は、2021年比で投稿数が約2.3倍に伸びました。
こんなご家庭におすすめ
- 子どもがまだ小さく、上下階の上り下りが大変
- 夫婦共働きで家事を最短距離で済ませたい
- 将来的に親世帯との同居や介護を見据えている
コストと注意点
延床面積が同じ2階建てと比べると、基礎と屋根の面積が増えるため建築コストが1〜2割高くなる傾向があります。
一方、階段が不要になるため室内の有効面積を広く確保でき、坪単価で見れば割高感は小さくなることも。
スマートホーム視点
ワンフロアなのでWi‑Fi電波が届きやすく、IoT機器の設置が簡単。LinkJapanのスマートリモコン「eRemote5」なら、リビング設置だけで家全体の照明・エアコンをまとめて操作可能です。
2. ZEH住宅――光熱費“実質ゼロ”を目指す省エネ最前線
トレンド概要
ZEH(ゼッチ:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)は、「省エネ+創エネ+断熱強化」で年間の一次エネルギー消費量の収支を概ねゼロにする住宅。
政府は2030年までに新築の平均でZEH水準を確保することを目指しており、2025年からは省エネ基準適合が義務化。補助金と税制優遇も後押しし、採用率は年々上昇中です。
メリット・デメリット
- メリット:
光熱費を年間10〜15万円削減できる試算も
高断熱で夏は涼しく冬は暖かい
太陽光+蓄電池で非常時も安心 - デメリット:
初期費用が上がる(太陽光+断熱材+高性能サッシ)
太陽光のメンテナンスと将来のパネル交換コスト
コストシミュレーション例
延床30坪・4人家族のモデルケース
初期追加費用:約200万円(補助金適用前)
年間光熱費削減:13万円
約15年でイニシャルコストを回収し、その後は純粋な節約効果が見込めます。
スマートホーム視点
ZEH × HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)の組み合わせで、発電量・消費量をリアルタイム見える化。LinkJapanの「eNe Sensor」なら、分電盤に後付けして電流をクラウド管理し、AIが最適運転をアドバイスしてくれます。
3. スマートホーム――“つけっぱなし”をAIが自動削減
トレンド概要
コロナ禍以降、在宅時間が伸びたことで「家のIoT化」「リモート家電操作」への関心が急上昇。家計を圧迫する電気代の上昇も追い風となり、手軽なスマートリモコンやスマートコンセントが売れ筋ランキング上位に並んでいます。
導入ステップ
- スマートリモコンで赤外線家電を一元管理(初期投資5,000〜10,000円)
- スマートスピーカーを連携し、音声操作を実現
- 人感・温湿度センサーで自動オンオフ&省エネ
- 余裕があればスマートロック/スマートカメラで防犯強化
家計メリット
照明の自動消灯とエアコンのこまめなオンオフだけでも年間3,000〜6,000円の節電効果が期待できます。
加えて、外出先から湯はり設定をすることでガス代も最適化。子どもの帰宅をプッシュ通知で把握できる「見守り」機能も人気です。
4. 家事ラクの定番!ランドリールームのある家
トレンド概要
「洗う→干す→アイロン→収納」を一室で完結できるランドリールーム。RoomClip調査によると、検索ボリュームは2017年比で約8倍に増加し、間取り提案の定番になりました。
設計のポイント
- 広さは2〜3畳が目安(ドラム式+カウンター+物干しポール)
- 換気扇&除湿機をセットで計画し、部屋干し臭を防止
- 隣接するファミリークローゼットと動線を一体化
タイパ比較
動線 | 洗濯〜収納所要時間(1回) |
---|---|
従来:脱衣所+ベランダ+各個室 | 約35分 |
ランドリールーム+FCL | 約18分 |
スマートホーム視点
湿度センサーで部屋干し完了を通知 → 次の家事へシームレスに移行。乾燥機の終了をスマホにプッシュする仕組みも簡単に導入できます。
5. “ヌック”で叶える、自分だけの小さな居場所
トレンド概要
「家族の気配は感じたい。でも少しこもれる場所も欲しい」──そんなニーズから誕生したのがヌック(nook)。リビング脇や階段下など0.5〜1畳のスペースを活用し、読書・仕事・趣味に使える半個室空間として人気です。
活用アイデア
- 床座スタイルで絵本コーナーに(段差をつけて秘密基地風)
- ワークスペース+プリンター収納をまとめて在宅勤務の集中ゾーン
- コンセントと間接照明を仕込んでシアター風に
資産価値の視点
わずかなスペースでも付加価値として評価されるため、中古売却時の差別化ポイントになります。
6. 「タイパ住宅」で家づくりの時短革命!
トレンド概要
“タイムパフォーマンス(タイパ)”を重視するZ世代が住宅購入層に加わり、「家づくりの手間自体を削減」する動きが加速。ハウスメーカー各社は、打ち合わせ回数を半減できる規格住宅・セミオーダー住宅を拡充しています。
タイパを高める3つのキーワード
- 回遊動線:キッチン↔洗面↔バルコニーが循環
- 水回り集約:浴室・洗面・キッチンを一直線配置で配管コストも削減
- FCL(ファミリークローゼット):家全体の収納を一箇所に集約し、片付け時間を半分に
家事効率シミュレーション
一般家庭で1日あたり合計約140分と言われる“立ち仕事家事”を、動線最適化とスマート家電で約90分に短縮できる試算も。余った時間を家族との余暇に振り向ける“タイパ”重視の暮らし方が注目されます。
7. 「電気代ヤバい」に備える、省エネ&見える化テクニック
トレンド概要
2024年冬のSNSトレンドワードは「#電気代ヤバい」。固定費を抑えたいファミリー層にとって、毎月の請求額は死活問題です。
見える化で変わる意識
住宅メーカーなど法人向け
LinkJapanの「eNe Sensor」を分電盤に取り付ければ、スマホで部屋別・家電別の電力使用量をグラフ化。
個人向け
LinkJapanの「ePlug3」を家電製品のコンセントに取り付ければ、簡単に使用した家電製品の電力の見える化を実現することができます。
“数値化→気づき→行動”のサイクルが回り、平均で8〜15%の節電に成功したユーザー事例が報告されています。
さらに踏み込む!3ステップ節電術
- エアコン設定温度+1℃チャレンジ(年間4,000円節約)
- 冷蔵庫の詰め込み率50%以下(年間1,500円節約)
- LED+人感センサー照明(年間1,000円節約)
上記をすべて実行+スマートリモコン自動制御を加えると、4人世帯で年間2万円超の固定費削減も射程圏内です。
まとめ:効率・快適・省エネを“わが家仕様”でカスタマイズ
最後に、冒頭の6つの基準で各トレンドを簡易的に評価したチャートを掲載します。
(★=高評価、☆=標準、△=やや注意)
トレンド | ライフステージ適合 | ランニングコスト | 資産価値 | 災害レジリエンス | 家事効率 | スマート適合 |
---|---|---|---|---|---|---|
平屋 | ★ | ☆ | ☆ | ★ | ★ | ★ |
ZEH | ★ | ★ | ★ | ★ | ☆ | ★ |
スマートホーム | ☆ | ★ | ☆ | ☆ | ★ | ★ |
ランドリールーム | ★ | ☆ | ☆ | ☆ | ★ | ☆ |
ヌック | ☆ | ☆ | ☆ | ☆ | ☆ | ☆ |
タイパ住宅 | ★ | ☆ | ★ | ☆ | ★ | ★ |
省エネ術 | ★ | ★ | ☆ | ★ | ★ | ★ |
住まい選びに正解はありません。大切なのは、家族の価値観にフィットする“わが家仕様”を見つけること。
LinkJapanは、スマートホーム製品を通じて「効率・快適・省エネ」をバランス良く叶えるご提案を行っています。ぜひお気軽にご相談ください。
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