Googleアシスタントが睡眠管理をしてくれる時代に。
さて、先日Amazonが新型Echo Show 10を販売開始しましたが、最近Googleも新型のデバイスを発表しました。
今回発表されたのは、Googleのスマートディスプレイである新型Google Nest hub。
この新型Google Nest hubはNest hubシリーズの第2世代にあたります。
発売日は5/5で、価格は¥11,000。
Googleストアのほか、エディオン、ケーズデンキ、上新電機、ノジマ、ビックカメラ、PCデポ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、ベイシア、イオン、楽天ブックスで取り扱うとのことです。
今回はこの新型Google Nest hubについて、事前情報をもとにスペックや特徴を解説していこうと思います。
また、今回から搭載された新しい機能についても掘り下げて紹介していきますので、楽しみにしていてください。
Googleのスマートスピーカーの購入や買い替えを検討されている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
新型Google Nest hubのスペック
まずは、今回発表された新型Google Nest hubの基本的なスペック情報を見ていきましょう。
ディスプレイのサイズは7インチ、解像度は1024×600となっています。スピーカーサイズは43.5mm。前の世代のGoogle Nest hubはマイクが2基でしたが、今回の新型Google Nest hubはマイクが3基搭載されていて、音声の聞き取りが強化されているようです。
表面上のスペックを見てもインパクトはあまり無いですが、今回は新しい機能が搭載されています。
その新機能とは、Google独自のレーダー技術「Soli」を使用したセンシング機能です。
ではSoliを使うと、具体的にどのようなことができるのでしょうか?
Googleが開発した“Soli”レーダーとは?
「Soli」はGoogleが開発したセンシング技術で、レーダーにより指でタップするような小さな動作から、体の動きのような大きな動作まで、様々な動きを感知することができるレーダーデバイスです。
レーダーには60GHz帯の電磁波を使用しており、例えばSoliを搭載したスマホであれば画面に触れることなく、手や指のジェスチャーのみでスマホ画面等を操作することができます。
また、カメラでセンシングするわけでは無いので、プライバシーの心配もいらないというのも特徴です。
このSoliレーダーは、GoogleのスマートフォンであるPixel 4で初めて搭載されましたが、コストの問題でPixel 5には搭載されず、「廃止されるのか?」という噂もささやかれていました。
しかし、新型Google Nest hubに搭載されたことにより、Soliレーダーが復活を果たしたと言えるでしょう。
Google Nest hubにおける“Soli”の活用
Googleは新型Google Nest hubの新機能として、Soliを使用した睡眠モニター機能をアピールしています。
Soliレーダーを使用することで、睡眠時の寝返りなどの体の動きをセンシングすることができます。
他にも新型Google Nest hubのに搭載されている内臓マイク、環境光センサー、温度センサーを併用して、いびき等の情報から睡眠の質を分析したり、周囲の光や温度の変化をデータとして確認することができます。
しかもそのデータ情報を元に、Googleアシスタントが睡眠情報を分析して、改善方法を提示してくれるという優れものです。
プライバシー保護重視のGoogle Nest hub
第1世代同様に、新型Google Nest hubには、カメラが搭載されていません。
これをデメリットと捉える方もいるかもしれませんが、一概にそうとも言えません。
インターネットに接続されたデバイスにカメラが搭載されていることで、どうしてもプライバシーに関する抵抗感を感じる方がいるのも事実。
そういった方にとっては、カメラが搭載されていないスマートディスプレイは貴重な選択肢と言えます。
もしもカメラ付きが良い場合は、Google Nest Maxというカメラ付きスマートディスプレイの選択肢もあります。
一方Amazonのスマートディスプレイには、すべてのモデルでカメラが搭載されています。
ユーザーがカメラの有無を選択できるという点では、Amazonよりもユーザーのプライバシーを考えた製品と言えるかもしれません。
Soliはロマンある技術
個人的に今回発表された新型Google Nest hubで気になるのは、Soliレーダーでの睡眠管理機能がどのくらい使えるのかという点です。
僕は普段Amazon Echoを使用しているので、Google Nest hubを買う予定はないですが、今後実際に使った人の情報を楽しみに待ちたいと思います。
とはいえ、Soliの技術自体は将来的に色々な分野で役に立ちそうなので、今後普及していくことを楽しみにしています。
例えば、SF映画で出てくるような3Dのホログラフィックの操作や、VRゲームなどの仮想空間における人の動作のセンシングなどで、とても役に立ちそうですよね。
いかがでしたでしょうか?
今回は、新型Google Nest hubの紹介でした。
以下はGoogleの紹介動画です。
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